demotion cut 1



PM 01:00 SI 警察署
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囚人を乗せた一台の護送車が警察署を後にする。
この中には「ある組織」の「工作員」が乗っていた。

バスはSSVを目指し、西へ移動していく。

PM01:19 SSV Lift Bridge
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黒いバンが道を塞いでいた。

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バスはシフトダウンを数回繰り返すと停止する。

バンから人が降りたかと思うとM4から発射される5.56mm弾がバスを打ち抜くのであった。

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ダダダッ!

低く乾いた音はメロディでも奏でるがごとく、同じテンポで繰り返されるのであった。

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ドン!

耐えきれなくなったバスは爆発する。
まるでメロディーがここで終わるかのごとく・・・。


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―――ただいま入った情報によりますと、SI警察署を出発した護送車が何者かに襲撃され、爆破された模様です。
付近には排莢が転がっており、またタイヤ痕も残されている模様です。

現在、SSV Lift Bridgeは封鎖されており、現場検証が終わり次第、通行は再開される模様です。


sit (1)

続いてのニュースは――。

Alex(Al)「物騒だな」
Meer(Me)「よくあることじゃない」
Al「そうだけどやっぱ物騒だろ」
Me「銃社会なんだから仕方ないわ。それに闇の世界に踏み込まなければ一生無縁よ」
Al「何か飲み物が欲しいな」
Me「ミルクティーを作るわ」

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Me「はい」
Al「ありがとう」
Me「町は生きている―。そう言う人がいたけれどAlexはどう思う?」
Al「さあ・・・わからないな。ある意味ではそうかもしれないし、そうでないかもしれない」
Me「私は生きてはいないと思うわ。けれど呑みこまれてしまう気がする」
Al「生きていないんだったら町は呑みこみは出来やしない」
Me「でも何人もの人が呑みこまれている気がする。まるで駒のように」
Al「少なくとも――。俺たちは駒なんかじゃあない」

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Me「もしかすると・・・もう駒にされてるのかもしれない」
Al「Meerは心配しすぎだ。仮に駒にされてるなら町の気まぐれに逆らうだけだ」
Me「そうね・・・」
Al「前にも言っただろ? 俺がお前を守るって」
Me「私はあなたを失いたくないの」
Al「お前を置いて逝きやしないさ。安心しろって」
Me「・・・約束よ」
Al「ああ。約束だ」


PM 00:07 SI NEWPORT
Al「買い物に行ってくる」
Me「いってらっしゃい」

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Alexは歩いて通りまで出るとタクシーを拾った。

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Al「Bedford Point南Love Mediaビルまで」





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?「ねぇ」

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声のする方を見るとそこには20代だろうか。若い女性が立っていた。

?「道を教えてほしいのだけれど」

Alexは戸惑いながらも彼女へ近づく。
次の瞬間・・・

――ガスッ!

背後から殴られ、意識がもうろうとしていく。

Al「んぁ・・・」

彼は気を失い、深い闇へ落ちていく。