PM01:06 Fully Cocked Gun Shop
?「Spire、知ってるか?」
そう口を開いたのはこの店の店員Bob。
Spire(Sp)「何をだ?」
Bob(Bb)「伝説の銃の話さ」
Sp「知らないねぇ・・・面白そうだ。詳しく聞かしてもらおう」
Bb「この銃は1955年の初期のコルト・パイソンということ以外わからない」
Bobはこの話を続けた。
この大型リボルバーはある大物ギャングが手に入れ、使用してきた。
ある時このギャングは殺され、刑事に渡った。
そんなことを繰り返しているうちに時は流れ、今でもこのLC内にその銃は存在しているらしい。
その銃の名前は――エレファントキラー。
Bobは話終えるとこちらを向き微笑んだ。
Bb「まぁ、あくまでも噂だけどな」
と、ここで電話が鳴る。
Sp「そろそろ連絡が来るころだと思ったぜ」
Cath(Ca)「・・・話す気になったわ。2時にスタジアム近くの桟橋で待ってる」
電話はプツリと切れる。
Sp「・・・いつまでもツンツンしてるな」
Sp「Bob、用事ができた」
Bb「そうか。また来てくれよな」
「ああ」と彼はBobに言い残し車に乗り込む。
Sp(さっきのあの話・・・俺が持ってるなんて言えないよな)
彼の車は一定の速度で街を走り抜ける。
PM01:56 ASPATRIA
Sp「ここだな・・・」
彼は階段を下ると一転を見つけるCath議員を見つけるのであった。
Sp「君から連絡をよこすとは思ってなかったよ」
Ca「悪い?」
Sp「嫌いいさ」
彼らは話し始めた。
Ca「あなたの言った通り、私の夫はルバーチェに殺された。誰が依頼したかはわからない」
Sp「俺も調べているが・・・時期すらわからない」
「数年前の事件」も含めてルバーチェ関連の事件は隠蔽され続けている。
――誰が隠蔽するように指示しているのか、隠蔽される理由すらも分からない。
夜の闇に捨てられた「実」は芽を出すこともないまま腐っていくだけなのか――。
それとも何者かによって手を加えられ、芽を出すのか――。
Sp「身寄りもないんだろ?」
Ca「ええ」
Sp「宗教でもやってみたらどうだ?」
Ca「結果が出るのかも怪しい宗教なんてやりたくないわ。他力本願の私みたいな人間にはね」
Sp「そうか・・・」
Ca「あなたは何を信じるの?」
Sp「俺は自分と”情報”を信じるだけさ」
どこか遠い目をする2人。
それぞれの目線は全く異なる物を見ている。
Ca「あなたの弟は昏睡状態で私の夫は殺されて、レオーネの幹部も大半が殺された」
Sp「・・・そして次に狙われるのは目星がついている」
Sp「――Dominic・Black。元ルバーチェ幹部・・・。”あの事件”以降はルバーチェを離脱してる」
Ca「この人は何故狙われるわけ?」
Sp「そこまではわかっていないが、あるいは―嫌ある意味においてかもしれない。彼は――。」
Ca「・・・」
Sp「奴の居場所はわかっていない」
Ca「私に言ってどうするわけ?」
Sp「ここでは君の仕事も俺の仕事も関係ない。ここでは同じ”ルバーチェの被害者遺族”として扱われる」
Ca「ええ、そうね。ここでは議員がくだらないことを議論して言い合うわけでも警官が汚れ仕事をするわけでもない」
Sp「ああ、そういうことだ」
2人の間には再び「無言」が落とされる。
聞こえてくるのは遠くから聞こえる船の汽笛や鳥の声、町そのものの音だ。
Sp「今日も町は動くんだな」
Ca「動くものが町なのかもしれない・・・」
Sp「そうかもな・・・」
Ca「仕事が残っているわ。今日はここまで。また機会があれば私の家で話しましょう」
彼女はそう言い残すと去っていく。
何かを言いたげにしながら・・・。
・
・
・
AM03:03 Bedford Point Liberty Tree STAG Base
物静かなSTAGの基地に忍び寄る影・・・。
ガチャガチャガチャ・・・カチッ
カチャッ
車のドアのロックが外され、ドアが開け放たれる。
ブロンブロン・・・グオーン!
数回セルが回った後に勇ましいエンジン音が響き渡る。
Fionn(Fi)「よし、いい子だ」
忍び寄るか絵の正体はFionn。STAGの車を盗みに来たようだ。
勇ましいエンジン音を奏でながら車は走っていく。
・
・
・
Fi「これでいいか?」
Barry(Ba)「ああ、OKだ。こんな夜中に悪いな」
Fi「どうせ明日は休みだ。別にかまわないぜ」
Fionnはそう言い残すとその場を立ち去り、町の闇に消えて行った・・・。
Barryは電話を取り出すとSpireに連絡するのだった。
Ba「Spireか?」
Sp「おう」
Ba「車が準備できたぜ」
Sp「さすがだな。じゃあ荷台に爆弾を積み込んでおいてくれるか?」
Ba「お安い御用だ」
Sp「ありがとう。じゃあな」
電話が切れると当たりは静寂だけが残された。
Ba「・・・」
?「Spire、知ってるか?」
そう口を開いたのはこの店の店員Bob。
Spire(Sp)「何をだ?」
Bob(Bb)「伝説の銃の話さ」
Sp「知らないねぇ・・・面白そうだ。詳しく聞かしてもらおう」
Bb「この銃は1955年の初期のコルト・パイソンということ以外わからない」
Bobはこの話を続けた。
この大型リボルバーはある大物ギャングが手に入れ、使用してきた。
ある時このギャングは殺され、刑事に渡った。
そんなことを繰り返しているうちに時は流れ、今でもこのLC内にその銃は存在しているらしい。
その銃の名前は――エレファントキラー。
Bobは話終えるとこちらを向き微笑んだ。
Bb「まぁ、あくまでも噂だけどな」
と、ここで電話が鳴る。
Sp「そろそろ連絡が来るころだと思ったぜ」
Cath(Ca)「・・・話す気になったわ。2時にスタジアム近くの桟橋で待ってる」
電話はプツリと切れる。
Sp「・・・いつまでもツンツンしてるな」
Sp「Bob、用事ができた」
Bb「そうか。また来てくれよな」
「ああ」と彼はBobに言い残し車に乗り込む。
Sp(さっきのあの話・・・俺が持ってるなんて言えないよな)
彼の車は一定の速度で街を走り抜ける。
PM01:56 ASPATRIA
Sp「ここだな・・・」
彼は階段を下ると一転を見つけるCath議員を見つけるのであった。
Sp「君から連絡をよこすとは思ってなかったよ」
Ca「悪い?」
Sp「嫌いいさ」
彼らは話し始めた。
Ca「あなたの言った通り、私の夫はルバーチェに殺された。誰が依頼したかはわからない」
Sp「俺も調べているが・・・時期すらわからない」
「数年前の事件」も含めてルバーチェ関連の事件は隠蔽され続けている。
――誰が隠蔽するように指示しているのか、隠蔽される理由すらも分からない。
夜の闇に捨てられた「実」は芽を出すこともないまま腐っていくだけなのか――。
それとも何者かによって手を加えられ、芽を出すのか――。
Sp「身寄りもないんだろ?」
Ca「ええ」
Sp「宗教でもやってみたらどうだ?」
Ca「結果が出るのかも怪しい宗教なんてやりたくないわ。他力本願の私みたいな人間にはね」
Sp「そうか・・・」
Ca「あなたは何を信じるの?」
Sp「俺は自分と”情報”を信じるだけさ」
どこか遠い目をする2人。
それぞれの目線は全く異なる物を見ている。
Ca「あなたの弟は昏睡状態で私の夫は殺されて、レオーネの幹部も大半が殺された」
Sp「・・・そして次に狙われるのは目星がついている」
Sp「――Dominic・Black。元ルバーチェ幹部・・・。”あの事件”以降はルバーチェを離脱してる」
Ca「この人は何故狙われるわけ?」
Sp「そこまではわかっていないが、あるいは―嫌ある意味においてかもしれない。彼は――。」
Ca「・・・」
Sp「奴の居場所はわかっていない」
Ca「私に言ってどうするわけ?」
Sp「ここでは君の仕事も俺の仕事も関係ない。ここでは同じ”ルバーチェの被害者遺族”として扱われる」
Ca「ええ、そうね。ここでは議員がくだらないことを議論して言い合うわけでも警官が汚れ仕事をするわけでもない」
Sp「ああ、そういうことだ」
2人の間には再び「無言」が落とされる。
聞こえてくるのは遠くから聞こえる船の汽笛や鳥の声、町そのものの音だ。
Sp「今日も町は動くんだな」
Ca「動くものが町なのかもしれない・・・」
Sp「そうかもな・・・」
Ca「仕事が残っているわ。今日はここまで。また機会があれば私の家で話しましょう」
彼女はそう言い残すと去っていく。
何かを言いたげにしながら・・・。
・
・
・
AM03:03 Bedford Point Liberty Tree STAG Base
物静かなSTAGの基地に忍び寄る影・・・。
ガチャガチャガチャ・・・カチッ
カチャッ
車のドアのロックが外され、ドアが開け放たれる。
ブロンブロン・・・グオーン!
数回セルが回った後に勇ましいエンジン音が響き渡る。
Fionn(Fi)「よし、いい子だ」
忍び寄るか絵の正体はFionn。STAGの車を盗みに来たようだ。
勇ましいエンジン音を奏でながら車は走っていく。
・
・
・
Fi「これでいいか?」
Barry(Ba)「ああ、OKだ。こんな夜中に悪いな」
Fi「どうせ明日は休みだ。別にかまわないぜ」
Fionnはそう言い残すとその場を立ち去り、町の闇に消えて行った・・・。
Barryは電話を取り出すとSpireに連絡するのだった。
Ba「Spireか?」
Sp「おう」
Ba「車が準備できたぜ」
Sp「さすがだな。じゃあ荷台に爆弾を積み込んでおいてくれるか?」
Ba「お安い御用だ」
Sp「ありがとう。じゃあな」
電話が切れると当たりは静寂だけが残された。
Ba「・・・」