City Ride cut 2



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Spire(Sp)「ここは・・・それにこの空は・・・」
Sp「そうか・・・これは夢か」

Spireは夢を見ていた。

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Spireは当てもなく歩きはじめる。

Sp「早く目が覚めるといいが・・・」

彼はそんなことを思いながら誰もいない街を歩く。

グオーン!!

不意に車のエンジン音が聞こえてくる。

Sp「!!」

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黒い2ドアセダンが森林へと入っていく。
Spireはそのセダンを追い、森へと足を踏み入れる。

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グオーン

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Sp「はぁ・・・はぁ・・・こっちだったよな・・・」

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Sp「ここは・・・」

開けた場所に出たSpireはあたりを見回す。

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?「おや? お客さんか」

Spireは声を掛けられる。

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Sp「あんたは・・・」
?「いきなりで悪いが、君はここにいてはいけない。早く元居た世界に戻るんだね」
Sp「は? いきなり何なんだよ」
?「全く、威勢のいいお客さんだね・・・。僕はまぁ・・・この世界の住人みたいなもんだ」
Sp「ここは俺の夢だろ?」
?「君の夢でもあり、または誰かの夢でもある。・・・或いは別の次元でもある」
Sp「・・・」

その男はそういうと海の方へと歩いていく。

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?「ここに来ると落ち着くんだ」
Sp「・・・」
?「ここの空はいつも黒いけれど、太陽は差し込んでくるし悪くはないよ」
Sp「・・・ここにはお前以外に人はいないのか?」
?「少なくとも・・・君みたいに迷い込んでくる人以外は見たことないよ」
Sp「そうか・・・」

男は海を見つめる。
Spireはそんな男と海を見つめる。

?「君何か悩んでいるんじゃないか?」
Sp「いきなりなんだ?」
?「ここに迷い込んでくる人間は何かしら悩みを持ってここに来る」
Sp「・・・」
?「なんとなく聞いただけさ。別にないんだったらそれでいいさ」
Sp「・・・」

沈黙が流れる。
物音といえば波の音と風が散らす葉の音・・・。
それ以外は何一つ物音がしない。不気味でもあり、またどこか幻想的でもある。

?「そろそろ時間みたいだ。また会えたら会おう」
Sp「えっ? どういうことだ」

光が差し込み、光が彼を包みこむ。





Sp「はっ!」

彼が目を覚ますとそこにはいつもの光景が広がっていた。

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Sp「本当に夢か・・・。あの男はいったい・・・」

彼は夢で見た男に魅せられていたのかもしれない・・・。