AM 11:03 NEWPORT
FIBの覆面パトカーがNEWPORTの立体駐車場に向けて走行していた。
そのパトカーは屋上へと上がっていく。
勇ましいエンジン音を立てながら…。
着いた先にもFIB。
何か事件でもあったのか一台の車の周りに3台ものパトカーが止まってる。
FIB隊員1「こちら、46号車。通報があった駐車場内で指定された車両から大麻とファイルが押収された」
FIB本部「ファイルはある男へ引き渡す予定だ。大麻はDEAにでも任しておいてファイルのみ回収しろ」
FIBらしく常人には理解しがたい、会話が展開されていく。
そんな光景を影から見つめる者がいた。
男「・・・」
彼の名前は――?
彼の手には銃が握られている。怒りと憎しみが込められた鉛玉が入った銃が。
ダダダッ!
次の瞬間放たれたのは連続的に放出される鉛玉。
的確に的を射るかのようにFIBに向けて発砲される。
ダダダッ!
もちろんFIBのエージェントも黙っておらず、銃を彼に向けて発砲していた。
・
・
・
ブロロロ…
男はFIBからファイルを奪い、用意していた車でその場から立ち去った。
・
・
・
PM01:36 ベルヴィルパーク西
エージェント「もう引き渡し時刻を過ぎているんだが・・・」
Spire(Sp)「まだ来ないのか?」
エージェント「嗚呼、無線も繋がらない」
Sp(・・・襲撃された可能性が高いな)
あるファイルの引き渡し。
しかし時刻を過ぎてもファイルを持ったFIBエージェントは来なかった。
エージェント「そういや一つ聞くが、あんた、何者だ? 政府(うち)の連中とは違うようだが・・・」
Sp「何でも屋ってところだな・・・一応あんたらとは同業だがまともに仕事したことはないね」
エージェント「そうかい・・・そりゃあゴリッパだな」
エージェントはとても雄弁でペラペラおしゃべりしている。
こんなんでよくもまぁ機密情報が漏れないものだとSpireは感心していた。
唐突にSpireの携帯が鳴る。
?「AMCo.の地下駐車場にて待つ」
電話は唐突に切れる。
Sp「・・・なるほどな」
エージェント「どうしたんだ?」
Sp「急用だ。引き渡しは明日にしてくれ」
Spireは車に乗り込みエンジンをスタートさせる。
・
・
・
PM02:09 AMCo. 本社ビル地下駐車場
殺伐として色気のない地下駐車場に響いてきたのは勇ましいマッスルカーのエンジン音だった。
グオーン!
青いマッスルカーが結構なスピードで入ってくる。
そのマッスルカーはダークブラウンのピックアップの横に大雑把に止まる。
各それぞれの車から男が降りてくる。
Sp「やっぱりお前だったか…」
男「覚えてるんだな? Spire・War・・・」
Sp「俺がムショにぶち込んだ男だ。忘れるはずがないだろう」
男「そうさ、お前のせいで計画がパーだ」
Sp「街の安定を壊されたくないもんでな。だからこそお前をぶち込んだ」
男「10年の恨み、晴らさせてもらう…」
「覚悟しな!!」
男はショットガンを持ち出し、Spireに銃口を向ける。
その顔は憎しみに満ちていた。
ガシャン!
Spireに向け、銃弾が放たれる。
ダダダッ!
Spireは柱の陰に隠れながら応戦する。
・
・
・
Sp「・・・」
Spireは黙ったまま立ち尽くす。
Sp「ファイルはもらっていくぞ・・・」
Spireはファイルを回収すると静かに車に乗り込みエンジンをスタートさせ、その場を立ち去るのだった。
FIBの覆面パトカーがNEWPORTの立体駐車場に向けて走行していた。
そのパトカーは屋上へと上がっていく。
勇ましいエンジン音を立てながら…。
着いた先にもFIB。
何か事件でもあったのか一台の車の周りに3台ものパトカーが止まってる。
FIB隊員1「こちら、46号車。通報があった駐車場内で指定された車両から大麻とファイルが押収された」
FIB本部「ファイルはある男へ引き渡す予定だ。大麻はDEAにでも任しておいてファイルのみ回収しろ」
FIBらしく常人には理解しがたい、会話が展開されていく。
そんな光景を影から見つめる者がいた。
男「・・・」
彼の名前は――?
彼の手には銃が握られている。怒りと憎しみが込められた鉛玉が入った銃が。
ダダダッ!
次の瞬間放たれたのは連続的に放出される鉛玉。
的確に的を射るかのようにFIBに向けて発砲される。
ダダダッ!
もちろんFIBのエージェントも黙っておらず、銃を彼に向けて発砲していた。
・
・
・
ブロロロ…
男はFIBからファイルを奪い、用意していた車でその場から立ち去った。
・
・
・
PM01:36 ベルヴィルパーク西
エージェント「もう引き渡し時刻を過ぎているんだが・・・」
Spire(Sp)「まだ来ないのか?」
エージェント「嗚呼、無線も繋がらない」
Sp(・・・襲撃された可能性が高いな)
あるファイルの引き渡し。
しかし時刻を過ぎてもファイルを持ったFIBエージェントは来なかった。
エージェント「そういや一つ聞くが、あんた、何者だ? 政府(うち)の連中とは違うようだが・・・」
Sp「何でも屋ってところだな・・・一応あんたらとは同業だがまともに仕事したことはないね」
エージェント「そうかい・・・そりゃあゴリッパだな」
エージェントはとても雄弁でペラペラおしゃべりしている。
こんなんでよくもまぁ機密情報が漏れないものだとSpireは感心していた。
唐突にSpireの携帯が鳴る。
?「AMCo.の地下駐車場にて待つ」
電話は唐突に切れる。
Sp「・・・なるほどな」
エージェント「どうしたんだ?」
Sp「急用だ。引き渡しは明日にしてくれ」
Spireは車に乗り込みエンジンをスタートさせる。
・
・
・
PM02:09 AMCo. 本社ビル地下駐車場
殺伐として色気のない地下駐車場に響いてきたのは勇ましいマッスルカーのエンジン音だった。
グオーン!
青いマッスルカーが結構なスピードで入ってくる。
そのマッスルカーはダークブラウンのピックアップの横に大雑把に止まる。
各それぞれの車から男が降りてくる。
Sp「やっぱりお前だったか…」
男「覚えてるんだな? Spire・War・・・」
Sp「俺がムショにぶち込んだ男だ。忘れるはずがないだろう」
男「そうさ、お前のせいで計画がパーだ」
Sp「街の安定を壊されたくないもんでな。だからこそお前をぶち込んだ」
男「10年の恨み、晴らさせてもらう…」
「覚悟しな!!」
男はショットガンを持ち出し、Spireに銃口を向ける。
その顔は憎しみに満ちていた。
ガシャン!
Spireに向け、銃弾が放たれる。
ダダダッ!
Spireは柱の陰に隠れながら応戦する。
・
・
・
Sp「・・・」
Spireは黙ったまま立ち尽くす。
Sp「ファイルはもらっていくぞ・・・」
Spireはファイルを回収すると静かに車に乗り込みエンジンをスタートさせ、その場を立ち去るのだった。