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ラスベンチュラス ZPD ラスベンチュラス警察署 駐車場
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四季「それは本当ですか?」

一台のスポーツタイプのパトカーに乗りながら、車内電話で会話をする四季。
ここ、ラスベンチュラスではハイウェイが市内を一周する形で通っているため、スポーツタイプのパトカーが多い傾向にある。だが、それはまた別の話。

小町「はい、どうやらパチュリーはサンアンドレアスプラスチックに商談を持ちかけていたようで…」
四季「わかりました。感謝しますよ小町」
小町「これからどうするつもりなんですか、四季様?」
四季「私が自ら彼女を呼び出します」
小町「ちょ、四季様!」

電話の相手はどうやら彼女の直属の部下、小野塚小町。四季は小町にこれからどうするかを伝えると小町の電話を一方的に切る。

四季「これからが一つの大きなヤマになりますね…」

彼女はパトカーのアクセルを踏み、サンアンドレアスプラスチックへと車を走らせる。

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スーパーカーであるランボルギーニ・レヴェントンをベースとしているのもあり、ただでさえ距離はそこまでないサンアンドレアスプラスチックも物の数分で辿りつく。

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パトカーはサンアンドレアスプラスチックへと到着する。
四季はパトカーを降り、工場へと入っていく。彼女にとってはここからが正念場だ。





サンフィエロ バッテリーポイント ダイナー
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ここはガントブリッチのサンフィエロ側からほど近い場所にあるダイナー。
昼下がりのダイナーは人気スポットからほど近いのもあり、それなりの賑わいをみせている。
無論この時期はオフシーズンということもあり、観光客は少ないのだが。

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そんなダイナーから出てきたのは1人の女性。カーラ・ラダメス。
彼女は昼食を終えたようであり、まっすぐ自分の新しい愛車、ウーバーマフト・オラクルに乗り込む。

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彼女はエンジンを掛ける前に携帯電話を確認する。ディスプレイには「新着メッセージ1件」と表示されている。

Calra(Ca)「あら、もう情報を仕入れてくれたみたいね…」

カーラはこのメールに心当たりがあるらしい。カーラはそのままメールを表示する。

FROM:マーガトロイド探偵事務所
TO:カーラ・ラダメス
TITLE:調査報告 その1
調査対象は黒のランボルギーニ・アヴェンタドールに乗り、チャンネル6の本社へ向かった模様。先の報道の早さに不審を抱いての行動。

Ca「黒のアヴェンタドール…どうやらこちらに向かっているみたいね…先に連絡しておきましょうか」

カーラはメールを確認し終えると、そのまま携帯でチャンネル6のCEOへと連絡をする。

?「もしもし、カーラか?」
Ca「ええ、そうよ。チャンネル6の本社にどうやらテレビ東方のCEOが私たちに不信感を持って取材しに向かったみたいよ」
?「それは本当か?」
Ca「嘘をつく必要はないわ。彼女が来たらすぐにでも追い返すことね」
?「感謝するよ、カーラ」

彼女は電話を切る。「ふぅ」と小さく溜息をついた後、カーラは車のエンジンを掛ける。
カーラジオが自動的にスイッチオンになる。周波数は89.0。チャンネル6が保有するラジオ局の周波数だ。
ラジオに流れているのは今流行のポップミュージックやオルタナティブ・ロック。彼女は流し聴きしながら車を走らせる。





サンフィエロ ハシュバリー クイーンズ ナイトクラブ ”Legal”
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Jake(Ja)「おい、ダリル。飲み過ぎるなよ?」
Daryl(Da)「大丈夫、まだ少ししか飲んでねぇさ…」

ジェイクとダリルはあの後、打ち合い、このナイトクラブへと来ていた。
無論ここはルチャドールズの所有する物件の一つで収益はすべてルチャドールズが管理している。

Da「ほら、ジェイクももっと飲めよ」
Ja「そうしたいところだが、俺はシェリーに大量に酒を飲むの止められてんだ」
Da「女がいるってのは肩身が狭いんだな?」
Ja「それなりの覚悟はいるだろうな」

やはり同じ性別通し、というのは腹を割って話せることもある。
もちろんこの2人も例外ではなく、この2人がいるときはエロトークなんかで盛り上がることもある。

Ja「…もうこんな時間か。戻らねーとシェリーに何言われるかわかったもんじゃねーな」
Da「まだまだ夜はこれからだぞ、ジェイク」
Ja「さすがに飲み過ぎだぞダリル。そろそろセーブしろよ」
Da「俺はまだ酔っぱらってねぇ!」
Ja「酔っぱらいの常套句だな」

かなり酔っぱらいながらも酔っぱらっていないというダリルを笑いながらジェイクはダリルに肩を貸す。
時計の針は既に11時を指すころだ。6時から飲み始めて早5時間。だらだらと話しながら、ゆっくりと酒を交した2人。
ジェイクはほろ酔い気分と言う所だが、ダリルはベロンベロンに酔っぱらっている。確かにあまり顔を合わせる機会がなかったとは言え、はしゃぎ過ぎではないだろうか。

2人は外に出ると、流し営業をしているタクシーを捕まえる。

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Ja「ほら、タクシーを捕まえたぞ。帰ろうぜ」
Da「いや、俺は歩いて帰る。ここから歩いてすぐだ」
Ja「大丈夫かよ、そんな千鳥足で」
Da「大丈夫だ」
Ja「怪我すんじゃねーぞ」
Da「おう」

ジェイクは千鳥足でベロンベロンに酔っぱらいながら歩くダリルが心配ではあったが、この地域はルチャドールズのメンバーが基本的に出歩いているので何かあれば彼らが何とかするだろうと判断し、一人タクシーへと乗り込む。

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ドライバー「どちらまで?」
Ja「ハシュバリーのマンションまで頼む」

ジェイクは運転手に行先を告げると窓の外を眺める。
この地域はダンスクラブや深夜営業もしている店が多い為、きらびやかなネオンが光り輝く。


――一方、サーシャとボスは何をしているかと言うと
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2人で何やら話し込んでいるようだ。

Sasha(Sa)「ボス、どうやらロシアのホワイトロックファミリーがサンアンドレアスに入っているようです」
Tylor(Ty)「ほほう、ホワイトロックファミリーか。随分な大物が来たじゃないか」
Sa「…ボス、どうやらホワイトロックファミリーの長、レティ・ホワイトロックも同伴で来ているようです」
Ty「しばらくは様子を探れ。もし動きがあれば…アタシが直々にぶっ潰す」
Sa「問題はこれだけじゃありません。どうやらトライアドの霍青娥率いる勢力が何やら動きを見せているようです」
Ty「そいつもしばらくは警戒だ。こっちから手を出す真似はするな。自分の首を絞めるのと変わりがねえからな」

2人の会話をかいつまんで言うならば、2つの大きな勢力がサンアンドレアスに入ってきた、ということだ。
1つはロシア系のマフィア、ホワイトロックファミリー。もう1つは中国トライアドの勢力の一つ、霍青娥が率いるチャイニーズマフィアだ。
両方とも厄介な存在に変わりはないが、ボスからしてみれば”手ごたえのある敵”程度でしかないようだ。

――例え、敵がどのように攻め込んで来ようとも彼らは必ず奪回策を見つけるだろう。