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サンフィエロ ドハティ サプリ製造工場 ミーティングルーム
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Sasha(Sa)「トライアドの物と思われる貨物船がサンフィエロ北で確認されました」
Jake(Ja)「積荷が何かわかってるのか?」
Sa「現段階では何も…ただかなりの量の積荷なのでいろいろあるのは確実でしょう」
Ja「ボス、どうするんだ?」

クラブ・リーガルの襲撃から一夜明けた今日、ルチャドールズはトライアド対策をひねり出していた。
というのも北部の所有物件の一つであったショールームがトライアドに奪われたのだ。早いうちに取り戻す必要があるが…。

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Tylor(Ty)「どうするもなにもあいつらの船を襲って積荷を頂くに決まってるだろ」

ボスは自信たっぷりにそう答える。ルチャドールズもやられてただ黙っているわけにはいかないのだ。

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Ja「どうせそういうだろうと思ってたぜ、ボス」
Ty「どうやって襲うかをさっさと決める。とりあえずダリルにハインドを持ってくるように言ってくれ」
Sa「すぐに呼んでおきますね」

ボスのその一言で襲撃は決定する。無論メンバーはそれに賛同する。それもそのはず。ルチャドールズは怖いもの知らずなのだから。

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Sa「ターゲットはガントブリッチ付近で停泊しているようです」
Ja「停泊? 港に付けないのか?」
Sa「大きすぎてどうやら港に付けないようですね…小型の輸送船で輸送するようです」
Ty「小型船が来る前にこの船を乗っ取る必要がある。準備は良いな?」
Ja「ああ、もちろんだ。すぐにでも奪いに行こうぜ」

サーシャは船の位置を説明し、今後のトライアドの動きも説明する。
船にはおそらく武装したトライアドも当然ながらいるだろう。簡単に奪えるわけはないが、この船を奪う事が出来たらトライアドたちにもダメージを与えることができるだろう。


ベイサイド 防波堤
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一台の外国製セダンと派手なペイントの古いバンが停車していた。

Calra(Ca)「…あなたを待っていたわ。ミスタートゥルース…」
Truth(Th)「久しぶりだ…カーラ。最後に会ったのはいつだったか…」
Ca「私も覚えていないわ。けれどまた会えて光栄よ」

ミスター・トゥルースと呼ばれた初老の男性。彼こそがこの派手なペイントのバンの所有者なのだろう。
2人は防波堤のサンフィエロが良く見える位置まで移動する。

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Ca「随分派手にやっているのね…あの船が見えるでしょう?」
Th「これを見せるためだけにここに呼んだわけじゃなかろう?」
Ca「これだけの為にあなたを呼び出しはしないわ。それにこんなことが起きてるなんて予想外よ?」

カーラはトゥルースにそう伝えると一人、貨物船の方を見つめる。
貨物船のすぐ上には攻撃ヘリと思われるヘリの影が縦横無尽に貨物船の周りをぐるぐる回っている。
しばらく沈黙が流れた後に、トゥルースが声を出す。

Th「それで用と言うのはなんだ…若人よ。時に急ぎのことでも時間をかけてゆっくりと消化していくのが良い時もある」
Ca「…ええ、貴方の言うことも一理あるわ。けれどこれは急ぎの用じゃないわ」
Th「ふむ…となると別の用か」
Ca「あなたが何故ゼン帝国の襲来を予知できたのか…それを聞きたいだけよ」

――カーラの”用事”とはゼン帝国襲来のことであった。
―――”予知”とはどういうことなのだろう。あの当時、エイリアンは影すら見せていなかったというのに

Th「いずれ話す時が来るだろう…3年経った今はまだ時効じゃない」
Ca「まだ時効じゃないと?
Th「話しそびれてもこの州には”コールドケース”があるだろう?」
Ca「ZPDになってからはなくなってしまったわよ?」
Th「時の流れとは時に残酷なものだ。エイリアンもそれに同じだろう」
Ca「”彼ら”はアメリカを変えたわ。良い意味でも悪い意味でも」
Th「例え彼らが敵だとしても、彼らがこの星を得ることは出来ん」
Ca「…どういう意味かしら?」
Th「時間だ。ワシは行くよ、カーラ」

トゥルースは最後にそれだけを告げるとそのまま自分の乗り付けてきた派手なペイントのバンに乗り込み、走り去ってゆく。

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Ca「どこまでも分からない人なのに変わりはないのね」

彼女は何が面白いと思ったのだろうか。嬉しそうに微笑みながら自分も車に乗り込む。

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カーラはエンジンをかけた後、すぐに自分の携帯電話を確認する。

”新着メッセージ1件”

カーラはそれを確認するとメールを開き、内容を確認する。

FROM:マーガトロイド探偵事務所
TO:カーラ・ラダメス
TITLE:調査報告 その3
添付:会話内容.mp3
対象は「KANTO」という名前のレストランにてIAAのエージェントと密会。情報を入手した模様。会話を録音したデータをそちらに送信する。

Ca「こんなこともしてるのね」

カーラはテレビ東方がどのような取材をしているのかを知ると、今度はカバンの中からイヤホンを取り出す。
携帯に取り付けると、カーラは耳にイヤホンを当て、添付されたMP3を再生する。

――”「私と貴方は赤の他人です。絶対に目を合わせてはいけません。それで、話したいこととはなんでしょうか」

「私の上司はあるマフィアと裏取引をして、マフィアのボスを国外へ逃亡させる手助けをする代わりに報酬を得ている。こんな上司はもううんざりだ。あなたには是非、この真実を国民全員に公表して、国民に是非を問い掛けて貰いたい」

「分かりました。責任を持って真実を報道させて頂きます」”――


1人の男性の声と女性の声。会話の内容から察するに女性の声こそが、テレビ東方のCEO…射命丸・文の物だろう。

Ca「…この音声をどうするかはじっくり考えさせてもらうわ」

カーラはそれだけを呟くとギアをバックに入れ、駐車場から車を出すと、サンフィエロへと向けて走り抜けていく。


サンフィエロ サンフィエロ湾 ガントブリッチ周辺
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一機の攻撃ヘリがガントブリッチ周辺で停泊している貨物船へと向けて飛来していた。
Mi-24D ”ハインド”…紛れもない、ルチャドールズが所有している攻撃ヘリだ。

攻撃ヘリは船の甲板付近でボバリングしたかと思いきや、12.7mmガドリングガンを使い、甲板付近にいるトライアドと思われる人たちを貫いていく。

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ダッダッダッダッ!!

一定のリズムで的確に発射される弾は船の甲板に蜂の巣を描く。
敵を一掃するのを確認すると、ヘリは甲板へと着陸する。

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Daryl(Da)「俺はコイツで甲板の敵を一掃する。ブリッジの敵は任せた!」
Ty「言われなくたって全員ぶちのめすさ」
Ja「援護を頼んだぞ!ダリル!」

ヘリから降りてきたのはジェイク、そしてボスだ。
2人は降りると同時に、コンテナ上のトライアドとすぐに鉢合わせしてしまう。

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トライアド「クソ!襲撃者だ!撃て!撃て!」

トライアドはすぐさま、反撃体勢に出るも、虚しく散ってゆく。

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ダッダッダッダッダッ!!

援護に回ったダリルのヘリからの攻撃でどんどんと追いやられていくトライアドたち。
しまいには横に回りこまれ…

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ドーン!!
ダリルはミサイルをトライアド目がけて撃ちこむ。
流石にここまでされてしまうと、銃こそ構えているボスたちもすることがなく、ダリルの行き過ぎた援護を見守るしかなくなってしまう。

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Ty「美味しい所ばっかり持っていきやがって…ダリルの野郎」
Sa「ダリルがさん一掃してるうちにブリッジを制圧してください。おそらくこの船を仕切ってるトライアドの幹部はそこに居ます」
Ja「サーシャ、了解した。それにしても付近から丸見えだな、この船。早く終わらせようぜ、ボス」
Ty「ああ、お前の言う通りだな、ジェイク。さっさとこの船を頂こうじゃないか」
Sa「万が一トライアドがこの襲撃に気付けば、すぐにでも増援が来ます。なるだけ急いでください」

サーシャの無線を聞いたジェイクは指令に従うと、ボスを催促し、足早に駆け足で貨物船のブリッジへと向かう。
ダリルの援護もあり、敵と言う敵はすべて穴あきミンチ。銃を取り出す必要もなく、敵に出くわすことなくブリッジへとたどり着く。





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Ty「ジェイク、3、2、1だ。いいな?」

ボスが構えているのはAA-12。フルオートショットガンの1つで、その高い連射性とショットガン特有の散弾性が特徴だ。近距離最強とも言えるだろう。

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Ja「3、2、1、な。OK、わかった」

ジェイクが構えているのはオート9。フルオートマチックピストルに改造したピストルであり、45口径を使用。
ブレを抑える為にノズルは延長されており、一見サブマシンガンのようにも見える。

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Ty「3、2、1!!」

ボスのカウントと共に、2人はブリッチの最上部へと向かう。
果たしてどんな敵が待ち構えているのか、全く見当もつかないが…。

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Ty「この船は頂く!そこまでだ!」

2人は最上部へとたどり着くと、そこに居た幹部へ銃を突きつける。

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トライアド幹部「おやおや…ずいぶん威勢の良いお客さんだ」

銃を突き付けられた幹部は冷静に対処する。その一方で幹部を護衛するメンバーはM4を構え、ジェイクたちに銃口を向ける。

幹部「このまま黙って引き渡すわけにもお前たちを殺さないわけにもいかないんだ。悪く思うな。射擊!(撃て!)」

その掛け声とともに、トライアドたちは2人目がけてM4のトリガーを引く。
2人もその音を合図にトリガーを引く。近距離での戦いは非常にリスクが高い。

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ダダダダダダダッ!!ドンドンドン!!

ジェイクのオート9の音にボスのAA-12ショットガンの音。


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ダダダダダダッ!

そして、トライアドとその幹部が放つM4の音が貨物船のブリッジに鳴り響く。

「ぐふっ!!」

その声と共に、トライアド幹部が崩れ落ち、続けざまに護衛していたトライアドも崩れ落ちる。

Ja「殺ったな…」

ジェイクは死体を見ながら冷静に言葉を発する。その一方でボスはトライアドの死体に唾を吐き掛ける愚行に出ていた。

Ty「アタシらを舐めてもらっちゃ困るよ。これだからチャイニーズは嫌いなんだ」

ボスの表情には怒りが浮かんでおり、貨物船を奪ったと言えども気が済まないようだ。

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Ja「ボス、朗報だ」
Ty「どうした、ジェイク」

ジェイクは船に積まれている積荷のチェックリストを見つけ、それをボスに見せる。

Ty「車に武器に食糧…何でも積まれてるじゃないか」
Ja「ああ、それだけじゃない。強力な爆弾も積まれてるみたいだぜ?」
Ty「でかしたぞ、ジェイク!」
Ja「俺のおかげじゃねーけどな」

さっきまで怒りの表情を浮かべていたボスも、この船に積まれている積荷を知ってからはご満悦な表情を浮かべる。
ジェイクはボスに戸惑いながらも、サーシャに貨物機を持ってこさせるように連絡を取る。

Ja「サーシャ、輸送用の乗り物を寄越してくれ!宝の山だ!」
Ty「馬鹿でかいのを寄越すんだ!」
Sa「えっと…すぐに輸送ヘリを用意させますね」

サーシャはこの2人のテンションに驚きながらも、輸送ヘリをメンバーに飛ばすように指示するのだった。