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サンフィエロ ベイエリア
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夜も更けてきたサンフィエロ・ベイエリア。陽はすっかり沈み切り、街には明かりが灯される。
そんな閑静なベイエリアを抜ける2台のチューニングカー…緑のコケットと白いバッファローS。
性能もカスタマイズも違う2台の車がストリートを駆け抜ける。

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マフラーから放たれるアフターファイア、ホイールから漂うスモーク、そして道路にしるしの様につけられるタイヤ痕。
完全なるスピード違反で2台は次々と一般車を回避してベイエリアを通り抜け、北部へと走り抜けていく。
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?「キンジー、警察情報はどうなってる?」
Kinzie(Ki)「今のところ入って来てないわ。ただ目立った行動は控えてちょうだい」

耳に付けている小型のマイクで会話をするコケットのドライバー。
彼はマック・マーシャル。17歳と言う若さでチームのまとめ役を務めるようになった彼は生まれ持ったその才能で誰も引き寄せない強さを誇る。

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?「やっぱりギリギリ追いつけねぇな…」

一方、コケットに徐々に引き離されるバッファローSに乗るこの黒人青年はフランクリン・クリントン。サウスロスサントス出身、そうギャングの出だ。
何年も前の話にはなるが、ロスサントスで起きたとある一件以降、彼はロスサントスを離れ、ここサンフィエロに新たな生活を求めて移住してきた。

Ki「数キロ先でネズミ取りの白バイ警官がいるみたいだから気を付けてちょうだい」
Mac(Ma)「そこまで行く前にルートを検索してくれ…キンジー、悪い電話だ。…もしもし?」
?「おい、マックか!――すげぇ奴を見つけたぞ。もしかしたら、俺より速いかも知れねえ……とにかく、早く来てくれ!――」

キンジーとの通話に割り込む形で電話を掛けてきた相手はファビアーノ。
マックが率いるチームメイトの一人で腕はチームの中では平均的。とは言ってもレーサーの中では上位に入るほどの腕前だ。
そんな彼はよく”非合法で定期的に行われているドラッグレース”の会場へと赴くこと。

Ma「おいおい、落ち着いてくれよ。今すぐそっちに向かう。そいつを引き留めておいてくれよな」

マックは興奮するファビアーノに冷静に対処するとサイドブレーキを引き、車をUターンさせ一度車を止める。

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Ma「フランクリン、話は聞いてるな?」
Franklin(Fr)「ああ、聞いてるぜ」
Ma「離されるなよ…!」

マックは一度空吹かしをして回転数を上げればサイドブレキーを離して急加速をする。
負けじとフランクリンもアクセルを踏み込んでマックのコケットへ追走する。
深夜に近づくサンフィエロに響く怒号のようなエンジン音はベイエリアを抜けてイースターベイシンの港へと向かっていく…。


ラスベンチュラス ホテル・エメラルドアイル
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幽香「明後日の午後7時から…それまでに確認することもすべて終わらせてしまったし、暇ね」

ホテルの一室から夜のラスベンチュラスを見つめる幽香。
ラスベンチュラスでの仕事を片付けることを考慮して1週間ほど前からラスベンチュラスに移動したのだが、思ったよりも早く片付いてしまい暇を持て余していた。

幽香「ベンチュラスだとカジノくらいしかすることはなさそうね」

煌びやかなネオン光るストリップ通りをしばらく見つめた後、出かける支度を始めて部屋を後にする。
秘書にはメールで出かける旨の連絡を入れておく。

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少しカジノで暇をつぶしてくるわ。貴方も適当なところで休んでおきなさい

メールが無事に送信されたのを確認すれば携帯をポケットにしまいエレベーターホールへと向かう。
アメリカでは歩きスマホなどはもっての外。スリが多い観光地では頻繁に盗難が相次いでいるのだ。

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幽香はエレベーターホールから愛車の1台であるスタリオンに乗り込みエンジンを始動させる。
ホテルの駐車場に響くのは幽香の愛車であるスタリオンのエンジン音だけ。
幽香はゆっくりとギアをドライブに入れてアクセルを踏み込んで駐車場を後にして夜のラスベンチュラスへと経っていくのだった。