ロスサントス 詳細不明
エージェント「――ということで作戦は失敗に終わりました」
Layla(La)「報告感謝するわ」
IAA長官レイラ・モートンの元に訪れたこのIAAエージェントは昨晩のパーティー作戦にて生き残ったエージェントの1人。
逃げ出した大物を確保するために待機していたエージェントは会場に踏み込まなかったことで銃撃戦になることなく何事もなく生還したというわけだ。
La「いつも通りお願いするわね」
レイラは報告を受け取れば横に付き添っている彼女の側近ともいうべきボディーガードに指示を出す。
指示を受けたボディーガードはハンドガンを構えて真っ直ぐ報告してきたエージェントに銃口を向ける。
エージェント「ちょ、長官!こ、これはいったい…!」
バンッ――
一発の銃声が聞こえた後エージェントは崩れ落ち、床で絶命する。
火薬のにおいと鉛のようなにおいが少しばかり鼻を突く。嗅ぎ慣れた臭いだ。レイラは後処理をボディーガードに命じれば1人、飲みかけである紅茶に口を付ける。
La「例の件、どうなってるのかしら。今回の作戦の失敗で”ヤツ”が嗅ぎつけたかもしれないわ」
Tobias(To)「今頃輸送車で別の保管場所に移動している頃かと思われます」
レイラはボディーガードに”とある重要機密”について尋ねる。
彼女のボディーガード…名前を言うのを送れたがトビアスは手慣れた手つきで死体を処理しつつレイラに無事に進行していることを伝える。
その報告を受け取れば安堵の溜息をつく。どうやら紅茶が不味くなるということはなさそうだ。
La「処理が終わったら車を表に回しておいてもらえるかしら?」
レイラは飲み終えたティーカップをテーブルに戻せば車を表に置いておくように指示。
この後の彼女のスケジュールは”とある人物”と情報交換をするために落ち合う予定。この情報筋あってこそ、彼女は一手二手先の手を打つことが出来ているのだ。
表に回しておいてもらった車に乗り込むとレイラはトビアスに車に乗るように指示をする。護衛として、はたまた彼女が唯一心から信頼する人物として彼は必要不可欠な存在だ。
サンフィエロ ドハティ ガレージ
Mac(Ma)「来てくれたか」
時刻は午後1時半を過ぎた所。
昨日の解散時に大体この時間帯に来るように指示をしていた為、他のメンバーも含めてだいたいのメンバーが集まったところでマックが話を切り出す。
Ma「紹介しておかないとな、こいつは俺のナビゲーターをやってくれてるショーンディだ。ショーンディ、こっちは新入りの魔理沙だ」
Shaundi(Sh)「アンタが新入りのドライバー?」
マックがまず紹介したのは昨日の段階で居なかったメンバーの1人の女性。
なんでも彼のナビゲーターをやっているらしい。それだけではなさそうであるが、現段階では何も言えないだろう。
ルックス的にはかなり良い方ではないだろうか。魔理沙は彼女を見てふとそんなことを思う。
魔理沙「ああ、そうだぜ。よろしくな」
ショーンディの耳にも魔理沙の話は入っているらしい。魔理沙は軽く受け答えする。
Ma「さて、早速仕事の説明をしないとな…まずこのボードを見てくれ」
マックが指した方向にあるホワイトボードには大体の計画が書かれている。題して――”囚人護送車襲撃”
貼られている写真はカリン・クルマとブルートの囚人護送車。ターゲットと使用車両、というところだろう。
Fr「うちのメンバーの1人、エディがヘマをやらかして今サンフィエロのムショにぶち込まれてるんだ。そいつが来週、ラスベンチュラスの警察署に移送になるらしい」
Ma「その囚人護送車を襲撃する。必要になるのは3台のカリン・クルマだ。場所はボードを見てくれ」
ボードに示された場所は3か所。1つはトライアドの所有する1台。もう1つはストリートレーサーチームが保有する1台。
そして最後の1台はサンフィエロの警察保管庫に置かれているらしい麻薬取引現場から差し押さえられたという1台の計3台だ。
Ma「この3台を集めて装甲仕様にカスタマイズする。カスタムはファビアーノ…頼んで大丈夫か?」
Fabiano(Fa)「ああ、任しとけ!」
Fr「質問がないならこのまま歓迎パーティーと行こうぜ」
質問はない…というよりも既に計画は練られているが故に聞くまでもないのだ。
そしてフランクリンの提案により新たなチームの門出を祝う、パーティーへと移行する。こうして新たなる出発が始まるのだ。
ロスサントス ダウンタウン アルター本社ビル
シンジケート結成から数日後、一時的に身を潜めていた幽香。アルター本社に戻った後は残しておいた仕事を片付けていた。
エントランス「風見様、シンジケートからお客様がお見えです」
幽香「客…? 通してもらえるかしら」
玄関からのコールを受け取れば、突然の来客を知らせる受付嬢。それに冷静に対処する幽香は客を通すように指示をする。
おそらく彼女の読みが正しければ全開の会議で決まった、ホワイトロックファミリーが主体となり行う、IAAの機密保管庫を襲撃の結果報告だろう。
幽香「わざわざ報告するために来てくれたの?」
訪れたレティの部下に対して丁重な対応をする幽香。彼から作戦は成功したものの、必要な物が手に入らなかった報告を受け取れば残念そうな顔を少し浮かべる。
幽香としては邪魔になる障害…IAA長官を早い所潰してしまいたいところなのだが一筋縄ではいかないということなのだろう。
幽香「報告感謝するわ。私の方からも何かあればマサコチームを派遣させる。他の人に伝えておいてくれないかしら?」
幽香は他のシンジケートメンバーに伝えるであろう、レティの部下にアルターの私設部隊”マサコチーム”を万が一の時に派遣させる旨を伝えておいてもらうように頼んでおけば再び仕事に手を付け始めるのだった。
エージェント「――ということで作戦は失敗に終わりました」
Layla(La)「報告感謝するわ」
IAA長官レイラ・モートンの元に訪れたこのIAAエージェントは昨晩のパーティー作戦にて生き残ったエージェントの1人。
逃げ出した大物を確保するために待機していたエージェントは会場に踏み込まなかったことで銃撃戦になることなく何事もなく生還したというわけだ。
La「いつも通りお願いするわね」
レイラは報告を受け取れば横に付き添っている彼女の側近ともいうべきボディーガードに指示を出す。
指示を受けたボディーガードはハンドガンを構えて真っ直ぐ報告してきたエージェントに銃口を向ける。
エージェント「ちょ、長官!こ、これはいったい…!」
バンッ――
一発の銃声が聞こえた後エージェントは崩れ落ち、床で絶命する。
火薬のにおいと鉛のようなにおいが少しばかり鼻を突く。嗅ぎ慣れた臭いだ。レイラは後処理をボディーガードに命じれば1人、飲みかけである紅茶に口を付ける。
La「例の件、どうなってるのかしら。今回の作戦の失敗で”ヤツ”が嗅ぎつけたかもしれないわ」
Tobias(To)「今頃輸送車で別の保管場所に移動している頃かと思われます」
レイラはボディーガードに”とある重要機密”について尋ねる。
彼女のボディーガード…名前を言うのを送れたがトビアスは手慣れた手つきで死体を処理しつつレイラに無事に進行していることを伝える。
その報告を受け取れば安堵の溜息をつく。どうやら紅茶が不味くなるということはなさそうだ。
La「処理が終わったら車を表に回しておいてもらえるかしら?」
レイラは飲み終えたティーカップをテーブルに戻せば車を表に置いておくように指示。
この後の彼女のスケジュールは”とある人物”と情報交換をするために落ち合う予定。この情報筋あってこそ、彼女は一手二手先の手を打つことが出来ているのだ。
表に回しておいてもらった車に乗り込むとレイラはトビアスに車に乗るように指示をする。護衛として、はたまた彼女が唯一心から信頼する人物として彼は必要不可欠な存在だ。
サンフィエロ ドハティ ガレージ
Mac(Ma)「来てくれたか」
時刻は午後1時半を過ぎた所。
昨日の解散時に大体この時間帯に来るように指示をしていた為、他のメンバーも含めてだいたいのメンバーが集まったところでマックが話を切り出す。
Ma「紹介しておかないとな、こいつは俺のナビゲーターをやってくれてるショーンディだ。ショーンディ、こっちは新入りの魔理沙だ」
Shaundi(Sh)「アンタが新入りのドライバー?」
マックがまず紹介したのは昨日の段階で居なかったメンバーの1人の女性。
なんでも彼のナビゲーターをやっているらしい。それだけではなさそうであるが、現段階では何も言えないだろう。
ルックス的にはかなり良い方ではないだろうか。魔理沙は彼女を見てふとそんなことを思う。
魔理沙「ああ、そうだぜ。よろしくな」
ショーンディの耳にも魔理沙の話は入っているらしい。魔理沙は軽く受け答えする。
Ma「さて、早速仕事の説明をしないとな…まずこのボードを見てくれ」
マックが指した方向にあるホワイトボードには大体の計画が書かれている。題して――”囚人護送車襲撃”
貼られている写真はカリン・クルマとブルートの囚人護送車。ターゲットと使用車両、というところだろう。
Fr「うちのメンバーの1人、エディがヘマをやらかして今サンフィエロのムショにぶち込まれてるんだ。そいつが来週、ラスベンチュラスの警察署に移送になるらしい」
Ma「その囚人護送車を襲撃する。必要になるのは3台のカリン・クルマだ。場所はボードを見てくれ」
ボードに示された場所は3か所。1つはトライアドの所有する1台。もう1つはストリートレーサーチームが保有する1台。
そして最後の1台はサンフィエロの警察保管庫に置かれているらしい麻薬取引現場から差し押さえられたという1台の計3台だ。
Ma「この3台を集めて装甲仕様にカスタマイズする。カスタムはファビアーノ…頼んで大丈夫か?」
Fabiano(Fa)「ああ、任しとけ!」
Fr「質問がないならこのまま歓迎パーティーと行こうぜ」
質問はない…というよりも既に計画は練られているが故に聞くまでもないのだ。
そしてフランクリンの提案により新たなチームの門出を祝う、パーティーへと移行する。こうして新たなる出発が始まるのだ。
ロスサントス ダウンタウン アルター本社ビル
シンジケート結成から数日後、一時的に身を潜めていた幽香。アルター本社に戻った後は残しておいた仕事を片付けていた。
エントランス「風見様、シンジケートからお客様がお見えです」
幽香「客…? 通してもらえるかしら」
玄関からのコールを受け取れば、突然の来客を知らせる受付嬢。それに冷静に対処する幽香は客を通すように指示をする。
おそらく彼女の読みが正しければ全開の会議で決まった、ホワイトロックファミリーが主体となり行う、IAAの機密保管庫を襲撃の結果報告だろう。
幽香「わざわざ報告するために来てくれたの?」
訪れたレティの部下に対して丁重な対応をする幽香。彼から作戦は成功したものの、必要な物が手に入らなかった報告を受け取れば残念そうな顔を少し浮かべる。
幽香としては邪魔になる障害…IAA長官を早い所潰してしまいたいところなのだが一筋縄ではいかないということなのだろう。
幽香「報告感謝するわ。私の方からも何かあればマサコチームを派遣させる。他の人に伝えておいてくれないかしら?」
幽香は他のシンジケートメンバーに伝えるであろう、レティの部下にアルターの私設部隊”マサコチーム”を万が一の時に派遣させる旨を伝えておいてもらうように頼んでおけば再び仕事に手を付け始めるのだった。