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ロスサントス ダウンタウン IAAビル
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Layla(La)「なるほど…スカーレットグループ会長、レミリアの妹が普段遊びに行ってる場所が判明したわけね?」
Tobias(To)「先ほどの連絡によるとフランドール・スカーレットが定期的にラスベンチュラスの紅魔カジノに出没しているようです」

ロスサントスにあるIAA本部ビル。ここの長官室に居るのはレイラとそのボディーガードであるトビアス。
つい先日行われた作戦は失敗し、メインターゲットの確保に失敗したのは周知の事実。その手引きにはIAAエージェントである射命丸文が大きく関わっている。
そして先手を打たれてしまった以上、次の一手を考えなくてはならない。向こうもこちらを引きずりおろそうと必死になっているみたいではあるが、こちらには強い情報提供者も居る。
情報提供者のおかげで未然に機密情報保管庫から”都合の悪い物”を移しておくことも出来た。少なくとも今の段階では彼女たちに負けることはないだろう。

La「紅魔カジノにNOOSEを派遣してちょうだい」
To「了解しました」

そしてレイラは機密情報保管庫の報復とも言わんばかりに紅魔カジノにNOOSEを派遣することを命じる。
もちろん目的はスカーレットグループ会長の妹、フランドール・スカーレットの抹殺…もちろん一筋縄ではいかないだろう。
しかしここで手を打っておくのも後々利益を生み出すかもしれない。死者が出る事は間違いないだろうが、彼女にしてみれば彼らは所詮”捨て駒”でしかないのだ。

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La「トビアス、予定通りレミリアに罪をなすりつける事はできたの?」
To「各マスメディアに対して予定通り”彼女が仕組んだこと”と報道させました」

レイラはトビアスの言葉を聞くと安堵の溜息を漏らす。万が一IAAの自作自演ということが発覚すれば長官としての立場だけでなく「組織」としても罪を問われることになるだろう。
とは言っても概ねこちらの思惑通りに動いている以上、彼女の足が着くこともなければIAAが組織として問われることもないのだが。



サンフィエロ パラディソ アパート
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Fr「次はトライアドのクルマか…どこにあるのかわかってるのか?」
Ma「その辺はキンジーに任せてあるんだ。そのうち連絡が来ると思うよ」

カリン・クルマをレースで取得することに成功した2人。次は残る最後の1台、トライアドの所有するカリン・クルマだ。
囚人護送車が移送されるまで1週間は既に切っている。今日のうちにカリン・クルマを回収し、改造をその日までに終わらせる必要があるのだ。

Fr「そういやキンジーは今どこにいるんだ?」
Ma「確かラスベンチュラスに出張中だったはずだ…一応警察の人間だしな…」

四季の側近としての側面を持つキンジーはこのチームのサポート役としても貢献している。
もちろん犯罪には加担するなどあってはならない行為ではあるのだが、元々彼女は犯罪組織に加担していたこともある。

Ma「とりあえずカリン・クルマの位置情報が送って来るまでに移動用のアシが必要だな…」

マックはフランクリンを連れ出せばガレージには向かわずに、少し歩いた場所にあるアパートの裏路地へとフランクリンを誘導する。

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人目もあまりつかないアパートの裏手に置かれているその車は1970年代のマッスルカー…デクラス・ヴィゲーロ。

Ma「コケットは今修理ついでにカスタムをもう1回やってるところなんだ」
Fr「それはいいとしてだ、このヴィゲーロは何だ?」
Ma「…さしずめ代車ってところかな」

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マックはフランクリンに車のキーを見せた後乗り込みキーを差し込んでエンジンを掛ける。さすがは往年のマッスルカー。ど太く勇ましいエンジン音を奏でる。
フランクリンが助手席に乗り込むのを確認すればマックはギアをドライブに入れアクセルを踏み込み、キンジーの指示を待ちつつトライアドのシマであるサンフィエロ北部に車を向かわせる。

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Kinzie(Ki)「遅れてごめんなさいね、聞こえてる?」
Ma「ああ、聞こえてるよキンジー」

小型マイクを繋いだままのマックに突然入る音声。キンジーの声だ。
ドタバタしていたのか、はたまた別のこともしていたのだろうか。普段のキンジーと比べると少しばかし時間がかかったようだった。

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Ki「少し時間がかかったけど突き止められたわよ。ターゲットのクルマはベイエリア北にある貸倉庫にサルタンと一緒に止められているわ。ただ少し厄介なこともあるわ」
Ma「厄介な事?」
Ki「あー…トライアドが手厚く警護してるみたいなのよ。どうやらそのクルマに何か隠してるみたいね」

キンジーの話によれば、どういうわけかトライアドはターゲットのカリン・クルマとその周りにあるサルタンを手厚く警護しているらしい。
一体理由は全くわからないが、とりあえず必要なのは”クルマ”の方のみ。どんな物が積まれていようがそんなものは二の次だ。

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Ma「さて、どうしたものかな……」

ベイエリア北部の貸倉庫付近に到着した2人は作戦を練る。
生憎ここに来るまでの十数分で天候は急激に悪化。おそらく通り雨だろうが非常に激しい雨に見舞われている。

ここまでまったく作戦を考えていなかったわけだが、プランは2つ。このまま銃を片手に突っ込んで行く突撃して行くか、後衛と前衛に分かれて的確に敵を始末して行きながらクルマを強奪するか――。
敵の武装はUMPやM4と言った少々強力な武器。となると、やはりここは突撃するよりも的確に敵を始末して行くべきだろう。

Ma「フランクリン、お前はあのビルから俺を援護してくれ。俺はこのまま突っ切る…!」
Fr「了解だ、気をつけろよ!」

フランクリンが援護の為のビルに上り、スナイパーライフルを構えたのを確認すると、マックは愛用のマシンピストルを両手に構えると車に乗り込み敵陣へとアクセルを踏み込む。

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ダダダダダ!

マックは車を盾になるように止めるとカバーをしながら、マシンピストルでトライアドを射抜いて行く。
表に居るトライアドたちは負けじと手持ちのM4やUMPと言った装備で手厚くマックを歓迎する。

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トライアド「撃て!絶対守り抜くんだ!!」
Ma「クソっ、数が多いな」

せわしなく注がれる弾薬が発射される音は雨の音でかき消され、その異変に気付く者は少ない。
とは言っても時間との勝負、いくら雨にかき消されているとはいえ、銃声にビビった市民が警察に通報するのも時間の問題だ。

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そんな状況をよそに現場を見渡せるビルの屋上ではフランクリンがライフルを構えていた。
バレットM82 …アンチマテリアルライフルとして知られる対物ライフル。とはいっても彼は容赦なくトライアドたちに撃ち、的確に撃ち抜いて行く。

Ma「フランクリン!そこから後何人くらい見える!」
Fr「そうだな、大体あと6、7人ってとこだ!」
Ma「そこから狙えるか?」
Fr「もちろん」

マックは残りのトライアドの数をフランクリンに問えば死角に入ってしまったトライアドを始末するようにフランクリンに指示。
雨による視界不良ではあるが全く見えないわけではない。元々狙撃の腕前はそれなりにあるフランクリン、大した障害にはならない。

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トライアド「ぐはっ」

体を撃ち抜かれて絶命して行くトライアドたち。マックから見て死角になっていたトライアドたちをすべてフランクリンは的確に撃ち抜いて行く。
さらなる増援が駆けつけてくる前にマックは足早にクルマに乗り込む。アクセルを踏み込み、建物の下にクルマを付ければとフランクリンを回収し、ベイエリアを南下する。

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Ki「2人とも聞こえてる? そっちにトライアドの増援部隊が向かったみたいなの。私が指示する方向に動いてちょうだい。奴らバリケードを作ってるわ!」

突如入るキンジーからの応答。彼女の話ではトライアドの増援部隊がバリケードを作り、行く手を阻んでいるらしい。

Ma「ああ、了解した。しっかり指示してくれよ?」

マックはキンジーに一言告げるとさらにアクセルを踏み込み速度を上げる。キンジーはマックの携帯に備え付けられたGPSを元に指示を出す。

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Ki「ああ、まずいわ。その先に1か所またバリケードよ!頑張って抜けてちょうだい!」

進行方向に見えるのはトライアドたちが作っているバリケード。サルタンが置かれ、武器を構えたトライアドがこちらに向かって発砲してくる。

Ma「フランクリン、頭を低くしろ!」

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マックは前方にマシンピストルを乱雑に撃ちながらバリケードを突破する。
路面がぬかるみ、滑りやすく最悪のコンディションであるがクルマが4WDなのが幸いし、そこまで苦ではないのが救いか。

そのままバリケードを突破した後は急いでトライアドのシマを抜けてガレージへと続く道へと出る。
幸い追手は撒いたようで、バリケードもこの先にはなさそうだ。広がるのは雨に濡れるサンフィエロの町々。いつもの光景が広がっていた。

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Fr「これで全部揃ったな」
Ma「ファビアーノ達に連絡しておこう」

マックはファビアーノに電話を掛ければクルマがすべて揃ったことを伝え、メンバーを明日の午後にガレージに集めるように指示をする。
エディが移送されるまであと3日。この機会を逃せば彼を助けることは絶望的に難しくなるだろう。