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ロスサントス ダウンタウン IAAビル
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Layla(La)「なに? 取引が失敗した?」
Tobias(To)「ええ、どうやらIAA……それも射命丸文が動いたようです」

トビアスからトライアドとバイスシティの犯罪組織との取引が失敗した報告を受け取るレイラ。
もちろんIAA内部でレイラの邪魔をする人物といえば、1人しか居ないだろう。

――射命丸文。IAA上官。おそらくすべては彼女の手引きによって行われたのだろう。

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La「どうしてアイツはいつもいつも私の邪魔をするわけ!?!?」

レイラは付近にあるものをぶん投げれば床に落ちた時計に思いっきり蹴りを入れて踏み潰す。
あまりの激昂ぶりにトビアスは手が付けられず、ただその様子を見つめることくらいしかできない。
彼にできる事といえば異変に気付いて駆けつけてくるIAA職員たちを追い返すことくらいしかトビアスにはできないだろう。

10分ほど経って徐々に落ち着いてくるレイラに水を渡してオーバーヒート気味の彼女を落ち着かせるトビアス。気が利くのは相変わらずだ。だからこそ彼女に彼は気に入られたわけだが。
手渡されたコップに注がれた一杯の水を飲み干せば平静を取り戻すレイラ。まさか文が、情報を掴んでいたとは。トライアドとバイスシティの連中には細心の注意を払わせたというのに。

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To「……このままだと立場が危うくなります。いかが致しますか」

このままでは八方ふさがり。トビアスの話によればトライアドの幹部もバイスシティの犯罪組織の幹部も捕まったらしい。
おそらく彼らのことだ、自分の罪を軽くするためにレイラがこの取引を手引きしたことをバラすに決まっている。そうなればますます立場が悪くなる。

La「奴らが今どこにいるか、調べ上げてちょうだい。その後でゆっくり考えるわ」

用意周到な射命丸文。すぐに足元が付かないように極秘裏で尋問を行っているのだろう。
トビアスでもまだ尋問がどこで行われており、どこで彼らが捕まっているのかはつかめていない。しかし掴むことが出来ればまた”駒”を使って彼らが口を割る前に口封じができるだろう。


サンフィエロ ドハティ フォーリン・パワー ショールーム
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Mac(Ma)「新しい仕事?」
Lester(Le)「ああ、そうだ。ただ俺はあまりこの仕事はお勧めしない。なんたって”政府”からの仕事の依頼だからな」

パロミノクリークにあるバンク・オブ・リバティーの支店の強盗を終え、数日後、用意しておいた車でサンフィエロに戻ってきたメンバーたち。
それからさらに数日が経過し、彼らはそれぞれが強盗で稼いだ資金で娯楽を楽しんでいた。マックの場合は新しい車両の調達。

流石に今マックが使用しているインヴェテーロ・コケットMK7のカスタマイズ車両だけでは不十分と感じたのか、
セカンドカーを求めてここ、ドハティにある中古車を取り扱うショップ、フォーリーン・パワーのショールームに訪れている。
オンラインでも販売をしているフォーリン・パワーだが、このショールームの利点としてすぐ横にチューニングショップRIM JOBSが併設されているところだ。
買った中古車をそのすぐ横でチューニング出来ると言うのが売りだ。さて、そこで突如としてなる携帯電話に出たマックだが、その相手はレスター。内容は新しい仕事のことらしい。

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Ma「金になるならアイツ等だって多分やってくれると思うんだ」
Le「チームのリーダーはお前だ。お前が決めればいいとは思うが……危ない橋を渡ることになるのは覚悟しておけ。俺はあまり干渉しないぞ?」
Ma「ああ、だからこそハッカーとしてアリスを魔理沙の紹介もあって雇ったんだ。レスター、お前は俺らを足がつかない距離から支えてくれ」

レスターはハッカー担当ではあるが、あくまでチームを導くだけの存在。いわばレールを引くだけ。
その上を走らせる列車を走らせるのがいわばチーム”インスティンクト”のリーダーであるマックだ。

Le「ガレージに来てくれ。内容はそこで話す」
Ma「すぐ行くよ」

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レスターとの電話を負えれば、ショッピングの途中だったが「急用が入った」と店員に伝えてショールームを後にするマック。目指すはすぐ近くにあるチームの拠点であるガレージだ。





サンフィエロ ドハティ ガレージ
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ものの数分で到着する。コケット自体が速いと言うのもあるが根本的にショールームからこのガレージまで数分と言うのは当たり前だ。

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Ma「それで、仕事内容っていうのは?」
Le「IAAからの仕事の依頼だ。詳しくはボードに書いておいたぞ。ただそれを見てやるかどうかを決めるのはお前だ」

車を降りてレスターの指さす方にあるボードを確認するマック。ボードに書かれているのはいつもと同じく仕事の内容、手順だ。

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Ma「なるほどな……」

大まかに説明すればとある人物が誘拐されたのでその人物を取り戻してほしいと言う事らしい。
IAAが外部、それも犯罪組織ともいえるマックのレーサーチームに頼むということはよっぽどどんな手を使ってでも取り戻したい人物なのだろう。

Le「それで、どうするんだ? 俺はあまりお勧めはしないが報酬は100万単位はくだらないだろうな」
Ma「パロミノクリークで奪えた金額は大体50万ドル。それを6人で山分けして大体1人8万ドルくらいだったわけだが、これなら1人あたり15万ドル以上は行くな」

前回の強盗で稼げた金額はおおよそ50万ドルに満たすか満たないほど。大きな銀行の支店とはいえ、田舎町にある銀行なので現金はそこまでなかったのが原因だ。
それをエディ、魔理沙、フランクリン、ファビアーノ、アリス、そして自分の計6人で山分けしたわけだが……。
準備費用などで数千ドル~1万ドル程度差し引かれているので実質マックの手元に残ったのは6万ドル程度。お金に困っているわけではないが沢山あって困るものでもないのも事実だ。

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Ma「この仕事、受けよう。レスター、そっちから依頼主に連絡しておいてくれ」
Le「本当に受けるんだな? ああ、いいだろう。俺から連絡しよう。進展があったら俺から連絡する」

マックはこの仕事を受けることを決意。
大きなリスクと隣りあわせで非常に大胆かつ、ち密なプランを練ることになるがお金を欲しているメンバーが居るのも事実。一攫千金と行こうじゃないか。



サンフィエロ ダウンタウン サンフィエロ警察署(SAPD本部)
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いつもと変わらない昼下がり、今日に限ってサンフィエロ警察署……SAPDの本部も兼ねている警察署はいつもと比べると騒がしく感じられた。

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四季「ご協力感謝いたします」

この警察署に連れてこられたのはトライアドの幹部ワン・ミンウェイ、そしてバイスシティの犯罪組織の幹部ルディ・ターレの2名。
どちらもアメリカ全土に指名手配犯されている犯罪組織の人物だ。その2人を同時に捉えたこの女性は……。
四季、そして小町もが知らないはずがない。IAA上官の射命丸文だ。

どのような経緯でこの2人を捕えたのかはわからないが、治安維持に1つ貢献してもらったのも事実。
詳しい事情を聴きたいところだがおそらく機密情報だろう。聞いたところで教えてもらえるはずもないのであえて聞く真似はしない。今はありがたくこの2人の身柄を捉えようではないか。


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文「あくまで私達の仕事は、情報収集ですので……彼らの罪を問うことに関しては、貴方達にお任せします」
小町「後はあたいたちに任せれば大丈夫さね」

この2人が問われる罪はドラッグや武器の密売に密輸入、そしてバイスシティにおいてこのルディ・ターレが指示したとされている強姦・誘拐事件。
後はこの2人が確実に問われる罪があるとすれば”殺人罪””強盗罪”だろう。このレベルとなれば司法取引なしだとすれば死刑は確実だ。

文「彼らとは司法取引による罪の軽減を約束しています。とはいっても、死刑が終身刑に変わる程度の差でしょうが……」
四季「……罪状からすればおそらく死刑ですが、司法取引があったとするならあなたの言う通り終身刑や懲役400年くらいでしょう」

司法取引が行われていたことが実証されれば罪は軽くなる。
といってもこのレベルの犯罪じゃ大して変わるわけもなく、おそらく裁判にかければ終身刑、もしくは懲役400年以上の罪になることだろう。
仮に後者になったとして、模範囚だったりすれば数十年、あるいは数年程度で仮釈放される可能性も0ではないだろうが、おそらく彼らの事だ、無理に決まっているだろう。

警察署から立ち去っていく文を小町と2人で四季は見送りながら文のただ者ではない雰囲気を感じ取る。

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四季「彼女を敵に回したら厄介な相手でしょうね」
小町「四季様…?」
四季「広い人脈に、高度なスキルの数々。間違いなく敵に回したら厄介な人間です」

見るからに只者ではない雰囲気もそうだが、IAAで養われた様々なスキルにストリートレースでおそらく鍛えたであろうドライビングテクニック、
そしてIAAという身分を隠すために彼女が立ち上げたテレビ東方で掴んだ様々な人脈。これほどのスペックを持った人間がいるとは驚きだ。

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小町「確かに敵に回したら厄介なことになりそうですね」
四季「少なくとも我々が彼女の敵になることはなさそうですが、”インスティンクト”とも関わりがあるのが少々厄介ですね」

ストリートレーサーチームは数多く存在し、レーサーも数多くここ数年で様々な組織がサンフィエロの裏社会に台頭してきている現状。
その中でも”伝説のレーサー”とも言われるほどかなり腕の立つ存在が彼らの間でささやかれているのだが、おそらく四季は彼女がその”伝説のレーサー”なのではないかと睨む。
使用車種はランボルギーニ・アヴェンタドールと違う車両ではあるが、なにも車は1人1台と決まっているわけではない。おそらく他にも彼女は車を持っているのだろう。

四季は付近にいる警官にこの2人を留置場へと移送するように指示すれば単身小町を警察署に残して警察署のガレージへと足を運んでいく。果たしてどこへと向かうのだろうか