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サンアンドレアス 詳細不明
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「そろそろ動き出す必要がある……リストは渡した通り、”奴ら”を捕える」
「イエッサー」

不気味に輝くエイリアンマークのあるとある一室。
サンアンドレアスとだけ記されていることからここがサンアンドレアス州内のどこかにある、ということだけは伺える。

彼らはエイリアンであるのは明白で容姿だけで言えば人間とは大きく異なる。それは当たり前のことだが、何故彼らが地球に居るのか、その答えは至って簡単な物だ。
技術の提供の代わりに得た彼らはアメリカにおいて人権を与えられた。ただそれだけのことだ。
ZPDという警察組織も作らせったがその組織のトップに立たせていた四季映姫・ヤマナザドゥの反抗的な行動からこのエイリアン帝国”ゼン帝国”の皇帝”ジニャック”はZPDを畳ませ、そしてアメリカ政府への干渉を緩めた。

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Zinyak(Zi)「奴らにはそろそろ知らしめる必要がある。この宇宙の、地球の支配者は私だ」

手に持っていたワイングラスをおけばサンアンドレアスの地図が記されたデスクに目をやる。
ほぼ平たいだけの地図だが山の高低差は再現されている。必要最低限把握はできる代物だ。しかしなぜこんなものを使っているのだろうか。

Zi「”シミュレーション31”が楽しみだな」

31個目のシミュレーション、ということだろうか。ゼン帝国・皇帝ジニャック。奴の目に写る野望とはいったい。



サンフィエロ ダウンタウン サンフィエロ警察署(SAPD本部)
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小町「これがあたいの新しい車ですか?」
四季「ええ、貴方の為に特注で作らせました。EMSアップグレートLV4、フレーム強化、ボディアーマー60%、ターボチューン。ここまでやればおそらく彼らの車にも引けを取らないでしょう」

サンアンドレアスの各都市に置かれている警察署には必ずあるガレージ。サンフィエロの場合外に備え付けられた駐車場の他に、地下に作られたガレージがある。
ガレージには常に整備士が常駐しており、整備からチューンまですぐに行えるのがこの警察署の利点だ。

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……とは言っても、対レーサーチーム対策用に高速パトカー、それもかなりのチューニングを施すというのはなかなかやる事ではないだろう。
しかしラスベンチュラスで多く配備されているレヴェントンのパトカーの存在を考えたらサンアンドレアスでは普通のことかもしれない。

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小町「ありがとうございます!四季様!」
四季「お礼なんていりませんよ、小町。すぐに動く必要はありませんがその時になったらしっかり頼みますよ?」
小町「もちろんです!四季様!」

小町は四季にお礼を述べつつ、早速新車であるインヴェテーロ・コケットMK7ベースのパトカーの運転席に乗り込む。
流れるようなボディライン、クールなインテリアとエクステリア、心地よいエンジン音。まさしくアメリカを代表する車の1台だ。
何が嬉しいと言えばただでさえそれなりの額のするコケットMK7に加えてフルチューン済みの代物がただで貰えるというのだからこれほど嬉しい話はないだろう。

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四季「サンフィエロ空港の一部を借りてあります、そこで少し慣らしてきてください」
小町「了解です、四季様。それでは行ってきますね!!」

小町は早速警察署を後にし、四季が借りてくれたというサンフィエロ国際空港の一部へと向けて出発する。
サイレンも備え付けられているのでいつでも緊急走行も可能となっているが今はそこまで急ぎというわけではないのでサイレンを鳴らすことなく、一般車の間を縫うように走っていく。

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四季「小町に車を引き渡しましたし、今できる事はここまでですね……ただ1つを除いてですが」

携帯を取り出してメールを見る。内容は確認できないが、おそらく重要な案件なのだろう。彼女の表情に曇りが浮かぶ。

四季「予想外の動きです。まさかこうなるとは考えても居ませんでした。彼らにアプローチが取れない今、彼らは自分自身で守ってもらうほかありませんね」

1か月で驚くほどサンアンドレアスは目が回るほどにまで事情が変わった。厳密には1か月半は経つだろうか。
SAPDに変わってからおおよそ3週間が立とうとして今、再び節目を迎えた。警察はよく”何か起こってから出ないと動かない”というが実際何かが起こってからでないと動けないのも事実だ。
もちろん何かが起こる前からある程度絞り込みをしたり、防犯対策などもしていないわけではない。しかし起こってから出ないと思うように動けないのも事実なのだ。

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四季「……今は様子見です。私たちが動けるようになるまでは、ですが」

四季は携帯で案件の確認を終えればガレージの自分の車がある場所まで歩いて行く。
愛車を最新型のライトウェイトスポーツに乗り換えた。コイル・ヴォルテックス。ヴォルティックのガソリン仕様車、という位置づけだ。燃費自体はそれなりに良い。
ただ1つ欠点を上げるとすれば事故を起こせば溜まった物ではないという事。もちろん四季には相応のドライビングテクニックがあるので事故を起こすということは到底ありえないことだ。

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四季「あちらの方も時間の問題ですね。私たちが干渉できる問題ではなさそうですが」

車に乗り込みながらふと、思い出すもう1つの問題。IAAのことだ。

逮捕したルディ・ターレとワン・ミンウェイの証言によってIAA現長官、レイラ・モートンが取引に関わっていたという話が浮上。
彼女を聴取しようとアプローチを掛けているのだが、彼女の根回しなのかIAA側は頑なに拒否。

もし、この話が事実だとしたら大問題でIAAだけでなくアメリカ政府までもがバッシングを受けることは確実でそれを懸念してのことなのだろう。
しかし事実をうやむやにし続けられるわけもなく、いずれ彼女のガードもなくなり核心に迫ることができるようになるのも時間の問題だ。