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ロスサントス ダウンタウン アルター本社ビル
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Kinzie(Ki)「小町と連絡が取れなくなった?」
四季「ええ、もう24時間は経ちます。普段は長くても半日くらいしか時間は空かないのですが、こちらから掛けても繋がらないものでして……」

四季からの突如として貰って携帯を取れば、四季から伝えられたのは小町と1日以上、連絡が取れないという話。
キンジーも知っている通り、小町と四季は互いに強い信頼関係で結ばれており、任務の状況などにもよるが長くても半日以上、連絡が取れないということはあまりないのだが、今回はどういうわけか既に24時間以上が経過。
流石にしびれを切らした四季は独自に小町の所在を探そうとして見るも、その甲斐空しく空振り。頼りの綱であるキンジーに連絡したという具合だ。

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四季「私の方ではゼン帝国の方はカバーできないのでそちらの線を貴方にお願いしたいのですが」
Ki「もちろんいいわよ。貴方の命令だもの、断れないわ。シップから直接ゼンのネットワークに繋いでみれば何かわかるかもしれないわね。ロスに持ってきてもらえるかしら?」
四季「わかりました。すぐにそちらに持っていくように手配しておきます」

四季が調べられる範囲には限度がある。アメリカ国内の全州の警察機関や一部政府機関、企業やマスコミ等、その辺りなら四季は自分で調べることが可能だ。
しかし国外や政府直属機関、ゼン帝国などとなれば話は別だ。立場上、ハッキングするわけにもいかないのでここは秘書であり、雑務も担当するキンジーの出番となる。

キンジーは電話を終えると真っ先に幽香に声を掛ける。シップが配達され次第、するべきことがあるからだ。

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Ki「シップを持ってくるように指示をしたんだけど、しばらくの間ゼンに見つからないように電磁波装置の中に置く必要があるわ」

シップには位置を特定するための装置が備え付けられていると言う仮説があったが、案の定チップの解析によりそれが実証付けられた。
つまり、シップを電磁波装置で発生させた磁界の中に置いておかない限り、位置を特定され、ゼン帝国が奪い返しにやってくる可能性があるという事だ。

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Ki「それでなんだけど、アルターの所有物件でシップを保管させてもらいたいんだけど貸してもらえないかしら?」
幽香「ロスサントス市内がいいのよね? いいわ、すぐに使える物件を探すわ。ブランドン、すぐに手配してくれる?」
Brandon(Br)「了解しました、幽香様」

そこでキンジーが幽香に頼んだのはシップを安全な場所に保管するためにどこかしらのアルターが所有する物件に電磁波装置と共に置かせてもらえないかということだ。
幽香からしてみればここまで協力している以上、彼女の頼みを断らない他ない。それに彼女の話ではシンジケートはゼン帝国に目を付けられているという存在だ。

チップの解析によりレジスタンスの後ろ盾にはゼン帝国が居ることが判明している以上、レジスタンスがシンジケートにケンカを吹っかけた理由も辻褄がある。
そうともなればシップに備え付けられた装置の解析も同時に行いたいということもある。幽香はブランドンに使える物件を探すように指示を出す。

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Ki「今から1つプログラムを作るわ。似非的な脳を模したプログラムよ。高度な物だけどあくまで形だけだから中身はいらないわ」
幽香「どうしてそんなものを作るのかしら?」

キンジーが作ろうとしているプログラムは人間の脳を模した形だけの中身はないプログラム。なぜ必要になるのか、幽香にはそれがわからないのだが、キンジーの答えを聞いて納得する。

Ki「シップに備え付けられている装置は脳をゼンのネットワークと直接つなげることができる装置みたいなの。どういう理由かはわからないけど、おそらくゼン帝国のプログラムがそこにはあるんだと思うわ」

その備え付けられた装置はおそらく脳を直接ネットワークに繋ぐ装置で、どういうものなのか見当もつかないがネットワークを介して大規模なプログラムにでも繋いでいるのだろう。
ゼン帝国はネットワークにかなり強いようでファイアーウォールやその他もろもろのサイバー防壁によって厚くその中が閉ざされており、少なくとも地球にあるパソコンを用いて中に侵入することは不可能。
外部からの接続はすべて焼かれてしまう用で、パソコンごと葬られてしまうようにプログラムが成されているのがチップによって判明した。

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幽香「なるほどね……”モルモット”を用意するよりも手っ取り早いわ」
Ki「ええ、本当は”モルモット”を用意した方が効率もいいんだけどリスクが大きすぎるわ。クロードでも居れば……しまったわ!」

本来ならば代わりになる人間を用意して直接つなぎ、いろいろとやった方が効率は良いのだがゼン帝国のネットワーク、そしてプログラムは未知の世界。
下手をすれば脳にダメージを喰らって脳死になりかねない。そのリスクを考えれば似非プログラムで試すのが吉だ。

キンジーはもしクロードが居れば彼自身に、もしくは彼に頼んでモルモットを探してもらおうと考えたのだが、ここで思わぬことに気付く。

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Ki「小町がさらわれたってことはクロードもきっと……どちらにせよ小町を探す時に一緒に見つけ出す必要がありそうね」

キンジーが作ったさらわれるであろう人物のリストに入っていた四季を含んだ四季の近くにいる人間である小町がさらわれたということはクロードもさらわれた可能性があると言う事だ。
確認をするためにキンジーは携帯を取出し、クロードにコールをするが案の定予想通り、連絡はつかない。

gta_sa 2015-09-19 18-16-30-917
幽香「ひとつハッキリしたわね」
Ki「ええ、ハッキリしたわ。ゼン帝国は完全に黒よ」

ここまでくればゼン帝国以外の犯行はあり得ない。つまりゼン帝国は完全に黒だということだ。すぐにでも手を打ちたいところだが分が悪い。と言うのも……

Ki「これをネタにして動きたいところだけど、証拠の数から言えばまだこちらが不利ね。それに今のアメリカ政府じゃあちら側である可能性も否定できないわ」
幽香「シンジケートは全面的に戦う姿勢を見せているわ。団結力、そして士気ならかなり高いでしょうね。必要なら私の方でいろいろ手を回すわ」
Ki「まさか犯罪組織とも取れかねないシンジケートと警察組織が手を組むなんて考えてもなかったけど、一応貴方たちアルター社は犯罪組織ではないものね」

現政府は親エイリアン派の人間も多く、軍事兵器に多数の技術が用いられていることもあり、エイリアンを敵に回そうという考えを持つ者は少ないのが事実。
ともなれば、政府と敵対する可能性も0ではないのだが、さすがにここまで反エイリアン派の人間が消えてるともなれば中立の立場かもしくは反エイリアン派にならざるを得ない状況もある。
すべては政府のさじ加減というところだ。

ちなみに先ほどから姿が見えないパチュリーだが、2人とは違い、長時間、と言っても一般的な感覚よりもさらに長い時間なわけだが、あまり慣れていないということもあり、今は別室で仮眠を取っている。
もちろんこれはブランドンや幽香による気遣いによるもので、もしキンジーに任せていたらおそらく今頃は変わらず作業を続けさせれていた可能性も否めない。
少なくとも幽香とキンジーは長期的な作業には慣れているので、この程度なら大したことはないのだが……。

gta_sa 2015-09-19 18-15-32-360
Ki「話は変わるんだけど、FIBのエージェントが私たちに協力して欲しいらしいの」
幽香「協力? 私たちが知っている人物なら構わないけど、知らない相手やFIBに入ったって言う霍青娥ならお断りよ」
Ki「その点は大丈夫よ。貴方たちも良く知ってるはずの上白沢慧音だもの。彼女はレジスタンス、そしてその裏に居るであろうゼン帝国を追っているみたいね」

キンジーに協力を持ちかけたFIBエージェントは他でもない、上白沢慧音。
彼女は同じFIBに所属する霍青娥について追っていたのだが、その過程で浮上したレジスタンス、そしてゼン帝国についての調査に切り替えた。おそらくこのどちらかの組織、あるいは両方とつながりがあると考えたのだろう。
シンジケート、SAPD、そして上白沢慧音側のFIB。共に追うものは共通している。ともなればここは協力をしあって、互いに情報を持ち寄り、ゼン帝国打破を目指そうではないか。



Act.14/Act.16