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シミュレーション31 バーチャル・サンアンドレアス
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Kinzie(Ki)「これから必要になるのは所謂プログラムを形として表した、つまりカプセルに閉じ込めたようなものね。それを爆弾のように設定して準備が整ったらそれを……」
Claude(Cl)「キンジー、もう少しわかりやすく俺らにわかるように話してくれ」
Ki「簡単に言えば鍵を作ってそれを時限爆弾のようにするってことよ」
小町「それならあたいにもわかりやすいさね」

レミリア、そしてフランドール救出作戦をパチュリーに任せ、それと同時にキンジー、そして幽香が行おうとしているのはジニャックの居所を見つけて”リベンジ”を果たすための方法だ。
キンジーの言いたいことはつまり、爆弾となる鍵を作り、それを仕掛けておき、こちらのタイミング次第でそれを起動し、シミュレーションを破壊。
その際に莫大な量のリソースがシミュレーションに流れることを視野に入れておき、その隙に逆探知を掛けてジニャックの居所を見つけるという手筈だ。

まだ準備は途中、レミリアとフランドールも救出されていない状況なだけにすぐに起動、とはならないがいつでも開始できるように鍵を作っておきたいのだ。

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Cl「その鍵っていうのはどこにある?」
Ki「パーツがバラバラにされていて特定に少し時間がかかっているんだけど1つはサンフィエロ軍事基地にあるみたいね」

鍵のパーツはどうやらバラバラになっているようであり、大きく分けて2つのパーツがあるのだが残念ながら1つしか発見には至っていない。
もちろんまだ解析途中なのでおそらく1つ目を取りに行っている間に見つけることはできるとは思うのだが、とりあえず場所が移されてしまう前に早々にパーツを回収するのが賢い選択だろう。

とは言ったものの、1つ目のパーツは軍事基地の中。厳重な警備が敷かれている軍事基地を襲撃して奪うと言うのは骨が折れるが仕方のない。

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小町「そういえばこのシミュレーションにサンフィエロの外はあるのかい?」
Ki「フラグやこれまでのパッチ、リソースを解析したけどサンフィエロの外は作られていないみたいね。サンフィエロ以外の場所はあるようでない、つまり張りぼてよ」

これまでの活動はすべてがサンフィエロを中心に動いてきた。
シミュレーション31は「バーチャル・サンアンドレアス」と名前が付けられているようなのだが、実質的にはバーチャル・サンフィエロということらしい。
どちらにしても探す範囲が狭いということはそれだけ解析に時間が余りかからないということなので悪いことではないのだが。

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Cl「とりあえず今から軍基地に向かう」
Ki「警備が厳重だから気を付けてちょうだい」

クロードは小町と共に鍵のパーツの一部を入手するために軍基地へと移動を開始する。
おそらく軍基地には一般の兵士に紛れたエイリアンに加えて、普通のゼン帝国ソルジャーも警備に当たっていることだろう。
軍基地のどのあたりに鍵の一部が隠されているかはわからないが、おそらく近づけば近づくほど位置も特定できることだろう。





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軍基地に到着した小町とクロード。2人の手にはそれぞれM4カービンが握られており、エイリアンたちを蹴散らして必ずや鍵の一部を持ち帰る気満々で居た。
爆発物としてRPGも持ち込んでいるので万が一まとまった数で来られたらこれで吹き飛ばせば良いだけ。

Ki「そっちにエイリアンたちが集まってるわ。どうやら空母の中に鍵の一部があるみたい」
Cl「空母の中だな?」

基地内に侵入したと同時に鳴り響くのは警報。この辺りは現実世界の軍基地と違いはないようだ。
それはさておき、どうやら鍵の一部は空母の中にあるらしい。空母へと行く手を阻むエイリアンの数は多く、また空母内にもおそらくエイリアンは数多く居る事だろう。
出来る限り敵が集まる前に撤退したいところではある。

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ダダダダダダッ!!

クロードと小町はカービンライフルでエイリアンたちを蹴散らしつつ、空母の中へと進んでいく。
一体どのような物なのか全くわからない鍵のパーツだが、幸いにも予めキンジーがアップロードしておいたプログラムのおかげでどれが鍵の一部なのかを絞り込めるようになっている。

つまり、わからなくて困るということはないと言う事だ。

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Cl「地味に厄介な奴らだな」

集まってきたエイリアンの武装の中にはどういうことかRPGも混じっている。
つまりこれで攻撃されたら厄介、ということだ。相手に撃たれる前にこちらが手を打つべし。
小町はM4からRPGに武器を持ち帰れば敵が固まっており、なおかつRPG持ちのエイリアンが居る場所目がけてRPGを発射する。

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ドーーーン!!!!!!

爆発と共に吹き飛ばされていくエイリアンたち。その横を掛けて行くクロードと小町。2人は足早に空母内へと潜入していく。
RPG程度ではおそらく混乱を引き起こすことは難しいが、それでも目くらまし程度にはなったことだろう。

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小町「中の方が敵は少ないみたいさね」
Cl「どうせすぐに駆けつけてくる」

空母の中は思っているよりも敵の数は少なく、制圧には時間を要しなかった。
だが、基地内に居るエイリアンは数多く、恐らくこのまま長居していれば包囲、或いは突入されることだろう。そんなことになる前に早い所パーツを回収する必要がある。

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Ki「パーツは貴方たちが居るフロアにあるみたいね」
小町「このブリーフケースかい?」
Ki「……それみたいね」

小町はキンジーが鍵のパーツだというこのブリーフケースを取得すればクロードと共に脱出を図る2人。しかしながらこの場所から入口に戻るにはリスクが伴う。
もちろん2人にできないわけではない。だが危険な橋を渡るには少々バツが悪すぎる。

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Ki「脱出の為にジェイソンをそっちに向かわせておいたわ。空母の甲板に出てくれる?」

流石はキンジー。既にこの事を視野に入れて手を回しておいてくれていたようで、ジェイソンを迎えに行かせたと言う事らしい。
おそらくヘリコプターで迎えに行かせたのだろう。ジェイソンは仮にも元軍人。ヘリコプターや航空機の操縦も一応マスターしていると聞いている。

小町とクロードは空母内のエイリアンを蹴散らしつつ、空母の甲板を目指して駆け上がる。

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甲板に出た2人は甲板上に居るエイリアンたちを蹴散らしつつ、安全を確保する。
もちろんこれから来る迎えの為だが、思っていたよりも時間がかかっているようでなかなか到着しない。

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Cl「おい、迎えはまだか」
Ki「そっちに向かっているはずだからもう少し持ちこたえてちょうだい!」

敵の数は増えるばかりで埒が明かない。RPGの弾もすでに使い切ってしまっているため、手持ちのM4カービンで持ちこたえるしかないのだ。
その一方でどんどん増えて行く敵の数。このままでは、と思い始めたところでやっと”天の恵み”を受けることとなる。

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Jason(Ja)「待たせたな」

甲板に居る敵をヘリコプターの武装で蹴散らしつつ、2人に呼びかけるジェイソン。ヴァルチャー・サベージ攻撃ヘリでの登場だ。
サベージに搭載されている12.7mmの機銃でエイリアンたちを薙ぎ払うジェイソン。さっきまでの劣性気味だった状況が嘘のように逆転していく。
2人もそれに加勢するように甲板上のエイリアンたちを蹴散らしていく。

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Cl「危うく死にかけたぞ」
Ja「悪い悪い。まぁ間に合ったんだからいいだろう?」

クロードはまったくという表情を浮かべつつ、小町と共にサベージへと乗り込んでいく。
とりあえずこれにて鍵のパーツの1つを入手したわけだ。後どれだけパーツがあるかはわからないが、早い所この仕事を終わらせてジニャックを潰すだけだ。



Act.30/Act.32