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ボーンカウンティ エリア69
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Jason(Ja)「いくら爆撃しても敵は減らないな」
Shaundi(Sh)「航空機部隊のみんな、聞こえるかしら? 増援がそっちに向かってきてるわよ」

すり鉢飛行で対地攻撃を仕掛けるジェイソン、そして横からスナイパーライフルによる狙撃をしているクロード。
基本的にはジェイソンの空爆で撃ち漏れてしまったエイリアンをクロードが撃ち抜く形となっている。
もちろんクロードとは他にエリア69の外から援護しているチームも居るので航空部隊に対する脅威は全くと言っていいほどないと言っても過言ではない。

ここまで順調と思われていたが、先ほどサーシャが言っていた「増援」がいよいよこのエリア69付近に続々と集まりつつあるようで、ゆっくりとであるが、このエリア69を包囲しているらしい。

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Fabiano(Fa)「どこに増援が居るかわかるか?」
Sh「あんたの位置からだと……北に20マイル行ったところに増援が居るわ」

その増援を食い止める必要があるわけだが、ここで真っ先に名を上げたのはファビアーノ。彼は戦闘機チームなので今の今まで、ダリル達と同じくVTOLモードで敵の一掃を図っていた。
しかし、VTOLの使い方はそれだけではない。本来の戦闘機としての仕様も可能にしているこの「VTOL機」ならかつての普通の戦闘機と同じ戦い方ができるのだ。

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Vitaly(Vi)「俺はどこへ向かえばいい?」
Sh「ヴィタリーって言ったわよね、貴方は南東32マイルから向かって来てるシップを。ダリル、あんたは西側30マイルのシップ2機をお願い」

戦闘機チームは3人。それぞれが一機のF-69 VTOLに乗っているので各方面から来る増援のシップをここに向かわせて撃墜するようにショーンディは指示を下す。
シップは安易的な武装こそついているが、あくまでも「輸送用」の航空機。戦闘に特化している戦闘機とは違い、速度は遅く、また機動性は比較的ある方だが感度の高い武装を使われればどうあがいても撃墜されることは必中なのだ。

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Sh「ジェイソン、それからエディ。ヘリチームはエリア69を絶対に死守してちょうだい」
Ed「オーケー、ここは任せろ」
Ja「了解、ここは俺らが守る」

戦闘機と攻撃ヘリによる空爆をしてきたがここで増援を片付ける為に戦闘機チームが抜ける。ということは2機の攻撃ヘリしかこのエリア69には残らないことになる。
もちろん、ここを襲撃した当初と比べればエイリアンの数はかなり減っており、攻勢もかなり弱体化させたが、まだ気を抜くことはできない。
もし、戦闘機チームが始末し損ねた増援が到着でもすれば、たちまちこのエリア69は襲撃時ほどとはいかなくても再び銃撃戦へと発展することは間違いない。
その時に必要となり、そして活躍するのがこの「攻撃ヘリチーム」というわけだ。

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Daryl(Da)「1機目を見つけた」

一方で指示された通り、増援部隊を撃墜するために飛行を開始したダリルは早速1つ目の増援部隊を発見する。
この増援がサンアンドレアス、それともアメリカの他の国からやってきたのかは全く持ってわからないが脅威でしかないのならば取り除くまで。
ダリルはミサイルのロックオンをエイリアンのシップへと合わせるとミサイルを2基発射する。

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Da「悪く思うなよ」

熱追尾式、しかも最新鋭戦闘機に搭載されている武器と言うこともありミサイルが追尾しきれずに逸れるということはなく、そのままシップへと直撃し、爆散していく。
爆発音を立てて地面に落下したシップを横目にダリルはもう一機の増援の方へと颯爽と飛行機を飛ばす。

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Sh「あんたの前方に見える軍用トラックが居ると思うんだけど、それが”奴ら”よ」
Fa「……あれだな」

ファビアーノも増援を潰すために北へと飛んでいた。ダリルやヴィタリーが撃墜しに向かっているシップ、つまり空路とは異なりファビアーノの方の増援部隊は陸路。
手段を問わずにおそらくこちらへと駆けつけているのだろう。こちらはマルチロールの戦闘機、相手が陸路ならより、始末が楽だ。

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ファビアーノはキャノンで上空から地上の増援部隊の乗る軍用トラックに向けて撃ち放つ。
米軍が実際に使用しているMTLのバラックスOLだが、装甲やエンジンパワー、その他細かい所を市販用のトラックより強化している程度であり、耐久性は戦車砲などを喰らえば一発。キャノンでもほぼ同じことが言えるだろう。

爆散していく増援部隊のトラックを確認すれば次なる増援の居る場所を指示されてそちらへと飛んでいく。

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Vi「片付いたな」
Sh「そのシップを破壊したら旋回してそこから南に11マイル行ったところのシップも破壊してくれるかしら?」

ヴィタリーの方も順調に増援を蹴散らしたようで既に1機撃墜したようだ。しかし敵の戦力は衰えるどころか増えて行くばかりで既に新たにこちらへと近づく増援達。
この増援達が一体いつまでこちらへと向かってくるのかわからないが、ジニャックを始末、もしくは戦闘機の燃料が切れるその時まで確実に奴らを始末したいところ。






エリア69 最深部
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Zinyak(Zi)「……どうやら私の部下は”勇敢”な君たちの前ではただの屍兵と同じもののようだ」

エリア69最深部。かつては個人航空用の兵器が開発・研究されていたこの最深部のエリア。今ではかつての面影こそ見えるが使われ方はかつてのそれとは大きく異なっている。
この場所にたどり着いた5人の勇敢なるシンジケートの、いやアメリカのと言った方がしっくりくるだろう。彼らは「戦士」と言える。

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Tylor(Ty)「アンタがエイリアンのクソ共の親玉ってわけだな?」
小町「”シミュレーション”の時以来さね……ジニャック」

ボスがここに来た理由は至って簡単な理由。単に自らの手でアメリカに根付いたエイリアンとケリを付けたかった、ただそれだけ。
一方で小町はと言えば、彼女はシミュレーションに放り込まれた被害者の1人。その因縁もあって彼女はジニャックともう1度対談し、”リベンジ”を果たそうと考えていたのだ。

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文「ようやくお会いすることが出来ましたね、ゼン帝国皇帝、ジニャック…… 既にエリア69の周囲は、私の仲間達によって包囲されています」
レミリア「要するに、観念しなさいということよ。もうあなたに逃げ場は残されていないんだから」
正邪「"弱者"に自分の築き上げてきたものを破壊される気分はどうだ? お前はどうせ、私如きが裏切ったところで何の痛手にもならないと思っていたんだろう」

続いて文、レミリア、正邪が各々の思いを、余すことなく思ったままに彼に伝える。

文、彼女はいち早くこのゼン帝国という宇宙でもかなり強靭な力を持つ地球外生命体が引き起こした”異変”に気付いた人物の1人。彼女が居なければおそらくここまでたどり着くことはできなかっただろう。

レミリア、彼女はジニャックが”脅威”と感じた人物の1人。彼女の妹と共にジニャックはシミュレーションに幽閉した。
わざわざ彼女の為に特別なシミュレーションを用意したのだが、彼女の仲間にしてみれば解読などたやすい事だったのだろう。いとも簡単に脱出されてしまった。

最期に正邪。彼女はジニャックの後ろ盾の元、動いていたが「ゼン帝国」という力が無ければ恐らくはそのまま他の犯罪組織やチンピラグループに呑まれてしまっていたことだろう。
所詮は実力がそこまで敵わないが故に引き起こされた内部のいざこざにより、一時はなくなりかけ、組織そのものが、或いは組織を構成する人員すらもなくなりかけたが、
シンジケートの手厚い”歓迎”のおかげで再び組織として、同じ敵を前にして大きな成長を果たした。ある意味一番因縁があると言っても過言ではない。

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Zi「1つ。君たちがここにいずれたどり着くことは予想していた。2つ。我々から見た”レジスタンス”という組織は捨て駒にしか過ぎない。だからと言って”反逆”を許す口実にはならないがね」

ジニャックはまんまとシンジケート、というよりかはキンジーが考えた戦略に見事ハマった。もちろんそれはある意味彼がわざとやったこと、と考えることもできるが真相はわからない。
どのタイミングで彼がこの場所にシンジケートが攻め込んでくることを予想していたかはわからないが、おそらく”ゼン帝国”という強大なものさえあればシンジケートごときは封じ込める、と考えていたのだろう。

もちろんその彼の予想は大きく覆されたわけだが。
彼の部下は所詮は何度も戦いや修羅場を潜り抜けてきた人類最高の、と言っても過言ではない”戦士”達と比べれば値するに等しくなかった。

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小町「お前さんに与えることの出来る選択肢は1つだけしかない。このまま大人しく降参することだ」

小町が提示した選択肢は只1つ。それは口に出すのはとても簡単な事の1つだ。おそらくこのように追い詰められた状況であれば誰でも素直にこうするだろう。

――――”降伏”だ。

だがジニャックというプライドの塊のような人物、それも帝国の一番上に立つ皇帝にしてみれば”降伏”という選択肢はこれほど屈辱的な物もないことだろう。

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Zi「私が大人しく君たちに跪くとでも思っているのか?」

ここは既に包囲されている。どうあがいても形勢逆転は絶望的に見込めない状況。
自分の命が惜しくてこのまま大人しく降伏することの方が断然多いだろうが、このような事を発するジニャックの表情からは焦りの様なものは見えない。
何か考え、或いは意図があるという事なのだろうか。どちらにしても何か薄気味が悪いことに変わりはない。何かしらの手、あるいは考えがあるのだろうか。どこまでも腹の底が見えない。

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Ty「なら、大人しくアタシに脳天をぶち抜かれな」

先に武器を構えたのはボス。手にはクミアマグナムが握られており、照準はジニャックの頭へと合わせられている。トリガーを引けば一発で彼の脳天をぶち抜くことが出来る距離……。
続けてレミリアと正邪が次々に武器を構える。いずれも照準はジニャックの方へと向けられている。不思議なことに彼は怖気づくこともない。死に対する恐怖がない、とでもいうのだろうか?

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文「あなたを"国家反逆罪"の疑いで拘束します」

文は静かに口を開く。ジニャックに課せられる罪状は「国家反逆罪」。
これだけ数多くのエイリアン反対派の政治家や人間、ひいては彼に楯突くであろう人間を誘拐・監禁している。余罪も数多いはずだ。
彼のやっていること、やってきたことは紛れもなく”独裁政治”と言えるだろう。力でそのすべてを掌握してきた、ということなのだろう。

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レミリア「皮肉なものね。反逆を嫌うあなたが、反逆罪で拘束されるなんて」

銃を構えたレミリアは反逆を嫌うジニャックが反逆罪に問われるという何とも皮肉じみたこの状況を嘲笑う。
これほど皮肉に満ちたこともなかなかないのだから当たり前といえば当たり前なのだろう。

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正邪「不様なものだな。お前が力を失う瞬間に立ち会えて、私は幸せだ」

正邪の目的は「弱者」が「強者」をひっくり返すということ。
今この状況は宇宙でも名をある程度知らしめているゼン帝国が、ひっくりかえろうとしているその瞬間だ。正邪はこの瞬間を待ちわびていた……と言っても過言ではないだろう。

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Zi「君たち人間はやはり愚かな種族だ。文敵才能にどれだけ優れていても所詮は科学は我々からかなり遅れを取っている。だが実に楽しませてもらえたよ。最期にお礼を言わないとな」

ジニャックは何やら意味を含めた言い回しをする。負け惜しみなのか、それとも降伏をしたくが無いが為の最後のあがきなのか。その判断は出来ない。
だが、次の瞬間に彼らの目の前に広がったのはまばゆいばかりの光。何がどうなっているのか全く掴めない状況で1つだけわかるのは無線に入電されるキンジーの声。

Kinzie(Ki)「聞こえてる!? エリア69上空にゼンの空中母艦が居るの!!」

キンジーによって最深部に居る5人に伝えられるのはエリア69の上空にゼン帝国の空中母艦が居るという驚くべき事実。
一体どういう状況になっているのかがこの場所からだと全くと言っていいほど分からない。わかるのはこちらの行動を把握できるハッカーチームと地上に居るであろう陽動チームぐらいなものだ。

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目を開けることもままならない光が止んだ次の瞬間には5人の前に居たはずのジニャックは姿形を残すことなく消えており、エリア69の上空に居たはずの空中母艦ですら跡形もなく消え去っていた。
一体これが何を意味するのか、ジニャックは地球を出て行ったのか、それともアメリカの裏側や北極・南極にでも行ってしまったとでもいうのか。

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Ty「クソ、逃げられたってことか……!」

ボスはこの手で奴の首を取ることも出来なければ、シンジケート……いやIAAが彼を「国家反逆罪」として捕えることもできなかった。
腑に落ちないがエリア69急襲作戦「ザ・リベレ―ション・オブ・アース」は一先ずの”終了”を迎えることとなった。これで地球の平和が訪れたのか、それともまだ脅威は取り除けていないかはまだわからないが、彼らのやったことは間違いなく「正しい」ことだろう。



Act.34