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サンフィエロ ドハティ サプリ製造工場
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サンフィエロの中心地にほど近く、そしてサンフィエロ市内で唯一ブラウンストリーク鉄道の停車駅があるこのサンフィエロ・ドハティ。
そこから数百メートルのところにあるのがこのサプリ製造工場。
ルチャドールズの拠点と言っても差し支えはなく、ここではルチャドールズが卸しているドラッグサプリ、彼らが集めた武器、車などが多く置かれている。

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Tylor(Ty)「平穏ってのも悪くはないがやっぱり飽きてくるものだな」
Daryl(Da)「勘弁してくれよ、平穏な方がいいに決まってる」

晴天のサンフィエロ。春の陽気が心地よいくらいだが、ボスからしてみれば1年以上も特に大きな組織と対立することなく、比較的平穏な暮らしを過ごすことに飽きて来ていた。
これまではいろんな組織と対立したり、友好関係を築いたり、はたまた政府よりも大きな組織を潰したり……と例を上げればきりがない。
ここ最近は弱小というかチンピラ上がりのギャング気取りのグループをひねりつぶすような状態。まだまだ尻の青い若者が率いるギャングなど経験豊富なルチャドールズからしてみれば街を歩く市民と何ら変わりはない。

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Sasha(Sa)「あ、ボス!報告したいことがあるんですけど」
Ty「サーシャ、何かあったのか?」

普段は拠点からあまり外に出ることをしないサーシャ。しかし今回ばかりは違うようでボスを探して外に出てきた。
様子で言えば普段と変わりないが、ただの業務報告ならわざわざ外に出て報告しに来ない。となれば何かしら別件での報告となる。

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Sa「簡単に言いますと、新しい犯罪組織が多数サンアンドレアスで確認されました。意図はわかりませんし、うちやシンジケートと対立するとは限りませんけど……」
Ty「今のところ動きはあるのか?」
Sa「大きな動きはありませんが新しいストリップクラブを作ったみたいですね」

手短に、そして実に簡潔に伝えるのは新勢力がサンアンドレアスにて台頭してきたということ。
今のところ大きなアクションも起こしていないので対立する可能性は低い、と見解を示すサーシャだが、ただ黙って野放しにしないのがボス。

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Ty「なるほど……面白くなるね、これは。報告ありがとう、サーシャ」

新しい敵に胸を躍らせ、そして何やら考えがあるらしいボス。
一体何を考えているのかわからないがボスにとってはメリット、他のメンバー、例えばサーシャにとってはデメリットになりかねない、と言うことは確かだろう。



ロスサントス・ダウンタウン FIBビル
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Oliver(Ol)「おい、デイブ……それくらい簡単なことだろう?」
Dave(Dv)「オリバー、俺はあの天邪鬼が簡単に味方に付くとは到底思えない」
Ol「だがこのままシンジケートを野放しにするわけにもいかない。そうだろう?」

ロスサントス・ダウンタウンにあるのは何もアメリカ生まれの数多くの企業だけではない。政府の大きな2つの組織のビルも存在している。
IAAとFIB。仕事の内容は抜きに、似た者通しの組織だが、現状は実に対極に位置した組織とも言える。
汚職が取り払われ、真っ当な組織となり、そして国民からの支持も集めているIAA。
対するFIBは汚職が日常的に行われ、内部的なもみ消しも起きており、さらに腐敗した上層部に違法とも言える捜査の数々。

この”オリバー”という男とデイブもそんな腐敗したFIBの一員だ。

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Dv「確かにそうだが……」
Ol「なら決まりだ。口を動かす前に足を動かせ。鬼人正邪の居る刑務所へ向かってくれ」

オリバーの部下であるデイブ・ノートンはそこそこFIBでは顔の知られたエージェントで10年近く前のことになるが、”とある大きな事件”を気に一気にその地位を高めた特別捜査官。
過去の話は過去の話であるし、オリバーは地位で言えばデイブよりも上。
こき使われている、と言っても過言ではないがデイブが彼の下に居るのは彼のその権力や、時の流れによって不安定になったデイブの足場を守るため、でもある。

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FIBビルを後にし、地下駐車場から愛車であるウーバーマフト・センチネルXSに乗り込めば、サンアンドレアスで唯一の刑務所があるラスベンチュラス近くの砂漠地帯へと走らせるデイブ。
不本意ではあるが、上司であるオリバーの命令。逆らいたくても自分の立場を考えれば逆らえない。

シンジケート……デイブ自身はこの組織についてある程度は知っているが脅威と思ったことも邪魔と思ったこともない。
むしろ何かあればむしろ利用してやれ、と思っているくらいなのだから当たり前と言えば当たり前なのだが。

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Dv「しかし、オリバーにも困ったものだな」

ハイウェイを飛ばしながら上司のオリバーに対して愚痴をこぼすデイブ。お互い利害の一致のようなもので組んでいるわけだが、デイブ自身としてはオリバーをあまり快くは思っていない。
もちろんそんなのは当たり前。常に無理難題を押し付るし、都合の悪いことはすべてこちらに回してくる。典型的な「嫌な奴」というわけだ。

しかも美味しい所だけは持っていく。こんな奴を好く輩なんかたかが知れている。
そんな奴でありながらコネと権力だけは人並み以上には持っているのであの手この手でいとも簡単に、と言う具合なのだ。

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車を走らせること実に2時間ほど。砂埃にまかれながらたどり着いたのはサンアンドレアスの砂漠地帯、ボーンカウンティに佇む1つの囚人収容施設。「ボーンカウンティ刑務所」だ。
ここに居る囚人はさまざまだが、多くはサンアンドレアス州内で犯罪を犯した犯罪者が収容されている。

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Dv「事前に連絡はしてあるはずだ」
警備員「デイブ・ノートン捜査官ですね……確認が取れました。どうぞ、このまま中へ」

高い塀に囲まれている刑務所内へ唯一通れる門へと車を通せば警備員に確認を取らせるデイブ。
この刑務所に事前にオリバーの方が連絡を入れたらしいのですんなりと特に詳しく調べられるわけでもなく刑務所へと入れた。
無論、首にFIBの所属を示すバッジをぶら下げているのだから当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが。

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職員に通されるがまま、刑務所の中に入っていくデイブ。中は他の刑務所や留置場と何ら変わりはない。
1つ間違えば自分もこのような”ブタ箱”に放り込まれていたのか、と考えるとこの牢屋に入れられている囚人たちがいかに無能で、そして惨めな奴らなのか。

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最終的に通されたのは1つの応接室。隔たりがないが、これは客人であるデイブへの配慮なのか、それとも今回面会しに来た”鬼人正邪”という人物が大人しい人物だからなのか。
オリバーから事前に聞いた話によればこの鬼人正邪というのは、シンジケートへの参加を許された勢力「レジスタンス」の人間で、ボスに最も近い人物ということらしい。
どちらにしてもこの隔たりがない理由は、まず会ってみないことにはわからないだろう。出来る事なら物わかりのいい人物だといいのだが……。



バイスシティ スターフィッシュ島 豪邸
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Ian(Ia)「オーシャンズのボスとナンバー3が西海岸へ行った、と……それで?」
部下「ナンバー2のミジェンが部下を引き連れてスカーレットカーズの建設中のショールームを燃やしたようです」

黄色いチームカラーが印象的なギャングメンバーから報告を受け取るこの男の名前はイアン・マイラー。
バイスシティを牛耳る巨大勢力の1つ、バイス・キングスのボスである。生まれも育ちもバイスシティと言う彼はスラム街の出身だ。
若くして多数の能力を身に着けて今、こうしてバイスシティを牛耳る巨大勢力のトップに君臨している。

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Ia「面白いことを始めたみたいだな」
部下「いかが致しましょう?」

バイスシティは2大勢力としてこのバイス・キングスともう1つ、アルバニアンマフィアのオーシャンズが存在する。
両組織は敵対していたのだが、”モーニングスター”を中心とした”カルテル”の設立に際し、互いに利害が一致。現在は休戦状態となりお互いに同じ目的”打倒スカーレット”を果たすために手を結んだのだ。
かつて、バイスシティにはポップスターと言う大企業が存在した。その企業はバイスシティの裏社会と密接な関係にあったが、それも今や、スカーレットに潰されてしまった。

つまり、バイス・キングスにとって自分たちのシマで、快く思っていない外国企業「スカーレット」に好き放題されるのは不愉快でしかないという事だ。
仮にも因縁がスカーレットにはある。その決着も付ける必要がある。

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Ia「今は手を出すな……いや、メンバー全員にスカーレットのメンツが”俺らのシマ”で確認できたらすぐに報告してくれ。俺らも”叩く”ぞ」

こちらの目的はあくまでも「スカーレット潰し」。オーシャンズのボスは西海岸にも勢力を広げたいようだが、こちらはバイスシティ全域に勢力を広げたいだけだ。
仮にもここは生まれ育った町。町全体がこのイアンの庭の様なものであるのに間違いはないのだ。

その”庭”に無断で足を踏み入れたらどうなるか、しらしめてやろうじゃないか、とイアンはメンバー全員にスカーレットの面々を見かけたら至急報告させるように部下に伝える。
もしもシンジケートの1つの勢力にダメージを与えられれば、クライアントであるモーニングスターに良い顔も出来るかもしれない。

2つのメリットの為にイアンは早速行動に移すのだった。



Act.2/Act.4