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ロスサントス マーケット
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Jason(Ja)「それで……? どうすればいいんだ?」
慧音「幽香の話によるとどうやらそれぞれのUSBメモリーにはGPSを内蔵している物を使ってるらしい」

ロスサントス、マーケット地区。ここはダウンタウンから比較的近く、商業施設も多く立ち並び、またバインウッド映画を撮影していることもある撮影所も存在している。
それどころか地下にはサンアンドレアス横断鉄道「ブラウンストリーク」の駅も存在し、ロスサントスがいかに大きな街かを象徴しているかを表しているとも言える。

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Ja「このアプリで追える、ってわけか……」
慧音「トラキファイ、初歩的で実にシンプルな構造をしてるがそれ故に幅広い用途に使えるアプリだ」

ジェイソンの乗るこのヴァピッドの光り輝くエンブレムが象徴的なこのモダンマッスルはヴァピッドの販売する人気車の1つ、ドミネーターに改造を施したもの。
仕事柄、酷使することも多いのでフレーム強化と言った耐久性の向上や防弾タイヤ等様々な対策を施してある。外見は普通のチューニングに見えるが中身はかなりの強化が施されている。

そして慧音が推奨しているこのアプリは古くから存在し、現在でも定期的にアップデートが行われているアプリ「トラキファイ」。
GPS探知や特定の周波数を拾ったり、など等幅広い用途に使えることからハッカーたちの間ではもはや常に使われているアプリの1つだ。
定期的に来るアップデートの多くは警察の監視の目を欺くためのことが多い。

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Ja「とりあえずこれを頼りに探してみる」

ジェイソンは早速ドミネーターのアクセルを踏み込み、トラキファイが示す方角へと向かって車を走らせる。全部で3つあるようで反応を示す赤いマーカーが3つ表示されている。
1つはここからも比較的近い場所にあるようで、すぐにでも見つかりそうだ。

話は変わるがこのUSBメモリーにはいったい何が記録されているのだろう。
慧音は把握しているようだが、ジェイソンに対しては幽香から口止めされているというのを理由に教えてはもらえなかった。
別にかまわないのだが、わざわざアルター社から盗み出されているのを考えたらなかなかに重要な物であることは間違いないのだろう。

しかしわざわざそのUSBをコピーすることなく、3つに元々分けられていた物をそのままの状態で街中に隠しておくものだろうか。
後日誰かがその場所から回収するのかもしれないがあまりにも杜撰過ぎて少し胡散臭さも覚えてしまう。そもそもUSBを”回収”するのではなく”破壊”しろというのもまた。

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Ja「1つ目はドーナツ屋にある箱の中みたいだな」

トラキファイを頼りにたどり着いたのはロスサントスに存在するドーナツ屋。
位置的にはドーナツ屋の横に転がっているダンボール箱の中のようで、おそらくその中にUSBメモリーが入っているのだろう。

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そのままジェイソンは速度を緩めることなくダンボール箱へと猛突進。
ドミネーターは速度も出れば、加速性や操作性も少々癖があることを除けば非常に高性能だ、速度をあまり落とすことなくダンボールを見事に破壊していく。

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慧音「2つ目のUSBは黒いSUVの中に放置されてるみたいだ」
Ja「黒いSUV?」
慧音「スカーレット・アトランティカのようだな。街中の監視カメラからお前を見ている」

トラキファイを頼りにさらに数ブロック移動したところで確認できるのは路上にたくさん駐車された車たち。
これでは埒が明かないと思っていたのもつかの間、どういった手段で慧音がこの黒いSUVにUSBがあると断定したのかはわからないが無線を寄越してくる。
とりあえずUSBがあるのは並んでいる車の中でも少しばかり目立つ黒のアトランティカ。
スカーレット製の高級SUVだが、ロスサントスでは富裕層も多く住んでいるのでこういったSUVが大量に走っていても何も違和感は感じない。

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さて、そのままジェイソンはアクセルを全開にして対向車線の路上に止まっているアトランティカへと猛突進し、激突させる。
普通の車なら間違いなく大破するがフレーム強化にアーマーコーティングを施してあるこのドミネーターならバンパーとボンネットを軽く破損させた程度で済ませることが出来た。

ただ激突しただけではUSBが破壊できるわけもないのでそのままガソリンタンク目指して一発、ジェイソンは銃弾を撃ち込む。
最初からそうしておけば良いのに、と思うかもしれないが激突させた意味としてガソリンを漏らさせる狙いがあるからなのだ。

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爆散していくアトランティカ。この車1台で$116000もする高額な車だが、量産車ではあるのでたかだか1台くらい爆発したところでそこまで中古車価格に変動は起こらないだろう。

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爆風によって軽度のダメージを受けたであろう、路駐している車の一部が盗難防止装置を働かせているようだが、ジェイソンはそんなものを気にすることなく走り去っていく。
残すはあと1つ。これを破壊すればこのミッションは完了だ。

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Ja「よりによってあの中か……」

トラキファイが指し示す最期の1つはゴミ袋の中……だったようだが、今はそのゴミ袋がゴミ収集車によって回収されてしまっている。
これが何を意味するかと言えば追跡しつつ、タイミングを見計らってゴミ収集車を破壊する必要がある、ということだ。
ゴミ収集車のドライバーには気の毒ではあるがドライバーが運転席を離れたすきにゴミ収集車ごと吹き飛ばしてしまうとしよう。

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ゴミ収集車はなかなか止まる気配を見せないのだが、時刻にして既に昼を回ろうかと言う時刻。
ゴミの回収は早朝からお昼前に掛けて行われることを考えればそれはごく自然な事であるといわれれば自然なことかもしれない。

だが1つだけ不自然なところがある。それは何時まで経ってもゴミ集積場に向かう気配がないのだ。
もっとも、たまたまなのかもしれないがこのトラックが向かっているのは明らかにロスサントス東部、スラム街と言われるような貧困層地域。
集積場はチリアド山方面に大規模な場所が1か所でロスサントスで発生したゴミの多くはそっちへ持って行かれるのだが……。

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慧音「ジェイソン、少し気になってそのゴミ収集車を調べてみたんだが、この時間帯にその場所を走る収集車は存在しない」
Ja「つまり?」
慧音「そいつがアルターから盗まれたデータを回収してるということだ。トラックもインターネットサイトで購入された物のようだ」

追跡している中でジェイソンが感じた違和感は見事に的中。慧音によればこのゴミ収集車はサンアンドレアス州の所有車両であるかのように見せかけた偽物。
実のところはインターネットで購入されたトラックのようらしい。

と、なればこのトラックに乗っているのはおそらく民間人ではなく、アルター新開発の製品情報(といっても中身はすべて没案のようだが)を盗み出した犯人かその関係者ということになる。
そうと知ればこのままトラックごと吹き飛ばしても民間人に大きな影響を与えることなく、犯罪者の始末と幽香からの依頼を達成出来るというわけだ。

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Ja「それならさっさと片付けて終わりにするか」

ジェイソンは尾行をやめてアクセルを踏み込めば一気にゴミ収集車との距離を詰めて行く。
そして真後ろに着けば軽くその車体でゴミ収集車の後部を突けば今度は右側に出て右側後輪部目がけて再び突く。
所謂”PITマニューバ”というものでアメリカの警察が日常的に行っている、逃走車確保のための手法だ。
大型車に対してこちらはただのモダンマッスルカーだが、車体剛性の向上による車重の増加を考えれば効果は通常仕様の何倍にも及ぶだろう。

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バランスを崩し、壁に激突することで停車したゴミ収集車。
それに対し、ジェイソンは車を降りて粘着爆弾を早々にゴミ収集車の車体後部に投げて貼り付ける。
時限式ではなく遠隔爆破式だ。ジェイソンはそのまま車に再び戻り、アクセルを踏み込んでその場を後にする。

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ドーーン!!

そしてそのまま車内で起爆装置を起動すれば起動した爆弾は爆発し、そのままゴミ収集車を吹き飛ばす。後に残るは燃え屑と炎に包まれたゴミ収集車だけ。
それをドアミラーで見届けつつ、早急にその場所を後にするジェイソン。幸いにも巻き込まれた市民はいないようだが、少しばかり騒ぎになっているのが見て取れる。

そんなこともお構いなしにジェイソンは車をロスサントスで慧音に貸し出されているとある小さな邸宅へと向かわせるのだった。



Act.5/Act.7