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ティエラロバーダ 邸宅
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慧音「……というわけでリバティーに飛んでもらいたいんだ」
Jason(Ja)「リバティーシティ?」

ティエラロバーダの慧音の邸宅。呼び出されたジェイソンは早速慧音から呼び出された理由を聞かされる。
要約して説明すれば、IAAの射命丸文から捜査協力の要請を受けたのだ。
現在捜査しているのはアルター社やスカーレットグループと言った会社で起きた不正アクセスの件。リバティーシティの基地局を経由して居ることが既に判明している。
その一方で、リバティーシティという場所はシンジケートの手があまり行き届いていない場所の1つ。つまり全容が見えてこない場所なのだ。
確かにリバティーシティにはアルター社、スカーレットグループ両方の支社が存在しているのだが、地番が固まっているわけではない。
現地の協力者と約束こそ取り付けては居るが避ける人員はそう多くはない。そこで慧音に相談が持ちかけられたのだ。

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Ja「別に構わないが、オリバーをどう欺くんだ?」
慧音「そこは心配無用だ。既にオリバーに話を付けてある。……”彼”には悪いことをしてしまったが」
Ja「”彼”? オリバーのことか?」
慧音「いや、違う。お前の知らない奴だ。気にするな。それに彼はFIBだ」

ジェイソンがリバティーシティに行くうえで問題となるのがジェイソンを良い様に使っているオリバー。
だが、オリバーと慧音は一応立場や志が違えど同じFIBに所属している。それに慧音は独自のルートとコネを持っているので本来ならできないような指令を下すことも簡単である。

もちろん慧音が動いていることなどオリバーは知る由もない。というよりも知るには複雑なルートをすべて洗いざらいに調べ上げる必要が出てくるからだ。

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Ja「そうか……とにかくオリバーは問題じゃないってことだな?」
慧音「ああ、その通り。だからしばらくリバティーでバカンスでも楽しむといい。バカンスってほどバカンスはできないだろうがな」
Ja「向こうに協力者とかは居るのか?」
慧音「ああ、IAAの腕の立つエージェントにアルター社のリバティー支社の支社長。既に車と隠れ家も手配してある」

オリバーが問題じゃなくなった今、自由になったとは言えないが不安要素は取り除かれたと言える。
だが、ゆっくりしているような猶予はあまりないのは慧音の説明通り。迅速に動かなければ次、またいつ不正アクセスの被害が出るかはわからない。
もちろんアルターもスカーレットグループもとても強靭なネットワークセキュリティーを引いているため、簡単に機密データなどが漏えいする確率は限りなく低い。
とは言え何度も何度も侵入を試みようとうろちょろ動き回られるのは2つの会社が世界的な企業ということを考えればあまりメリットを産むものじゃないことくらいすぐにわかる。

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Ja「向こうでしばらく暮らせそうな感じだな?」
慧音「どれくらい向こうに居てもらうかわからないからな……私と妹紅が行っても良かったんだが生憎こっちに残ってやることがいくつもある」
Ja「あんたにはお世話になってるし、あまり気にしないでくれ」
慧音「恩に着るよ、ジェイソン。そうだ、アレならショーンディも連れて行くといい。2人で行動ってのも偶には悪くないんじゃないか?」

調査がどの程度長引くかは未知数。敵が未知の存在であることを考えたら当たり前だ。
それを考えたときにホテルでしばらく居座ってもらうくらいなら隠れ家を用意し、そこを拠点として使わせた方が負担が少なくて済むだろう、と慧音が判断したのだ。

というよりも、隠れ家の方はIAAが支給したものではあるのだが。有効活用して損は全くないだろう。



バイスシティ ダウンタウン
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バイスシティの西側。北部にあるのがこのダウンタウン。スタジアムなども構え、そしていろんな大手企業の支社ビルが立ち並ぶ。バイスシティで唯一のビジネス街。
ここから少し外れた場所にある1つのバー。ここはバイカーギャングが好んでたむろしている場所だが、利用するのはなにもバイカーギャングだけではない。
普通の民間人や、バイカーギャング、バイクに興味のある観光客、そしてアウトロー。いろいろな人が利用する。それはこの施設を考えれば当たり前のものだろう。

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小町「このバーに来るのも久しぶりさね」

バイスシティでアシとして使っているバッファローを店の前に止め、ゆっくりとバーへと歩く小町。
こうしてこのバーを訪れるのも実に何年ぶりのことだろうか。記憶が正しければ最後にバイスシティを発つ前日だっただろうか。

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小町「急に呼び出して悪かったさね。今のバイスシティの現状を聞きたくてね」
萃香「まさかあんたがこっちへ来てるとはね。詳しい事情を聞きたいところだが、それはまあ今度にするとしようか」

小町がここを訪れた理由。それはかつての知り合いであり、そして今もバイスシティに居る人物から情報を得る為。
いや、多かれ少なかれ小町自身が懐かしさに浸りたいという思いがあったのも事実だが。サボるためではないが、形としてはサボりに近いのもまた事実。

さて、それは置いておいて小町が今知りたいのはバイスシティの裏社会について。小町、そして四季が居た頃から既に3年以上の時が流れている。
そしてこの5年でアメリカと言う国はさまざまな事象が起こり、様々なことが変わった。それは紛れもない事実であり、その影響は表社会だけではなく、裏社会にも露骨に表れた、と言っても過言ではないだろう。

数年と言う月日が流れたバイスシティ。ここでは何も変わっていない、ということはおそらく90%以上の確率であり得ないことだ。

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萃香「相変わらずオーシャンズとバイス・キングスが裏社会を牛耳っていることに変わりはないよ。あいつらを贔屓にしていた企業は潰れてしまったけどね。強いていうなら最近、見慣れない連中がよくこの辺りを彷徨いているのを見るよ」

萃香が語る現在のバイスシティの裏社会の現状。
相変わらず、二大勢力がバイスシティを牛耳っている事実に変わりはないようだが、やはり大きな変化は裏社会に関わっていたとある大企業が消えたことによる影響だろう。
かつて存在した大企業”ポップスター”。今はそのすべてをスカーレットグループが吸収してしまったが、かつてここ、バイスシティにはそのポップスターが存在した。
小町がバイスシティに居た当初ですらも、裏社会にも根付いていたことが調査で判明していたが、VCPDはわけあって手も足も出すことが出来なかった。
四季と共に悔しい思いをした思い出もある。そんな思いでも今は過去の話ではあるが……。

だが、これとは別に今のバイスシティの裏社会には1つの影が見え隠れして居る。というのも2022年に入ってから”見慣れない者”が裏社会で見られるようになった、とのこと。

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小町「なるほど……それは調査する必要がありそうだ」

これまで公にされてこなかった情報。所詮、といえば所詮だがVCPDの捜査能力というのはあまり高い方だとはお世辞でも言えないもの。
四季が市警のトップから去った今、汚職が再び蔓延りつつあるVCPD。こういった情報が捜査線上に出てこないのもある意味自然と言えば自然なのかもしれない。
少なくともこの腐敗した体制は小町と四季が居た当時からあまり変わっていないようだ。

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小町「ありがとう、萃香。おかげで助かったさね」
萃香「なぁに、お互い様さ。今度は一緒に美味い酒が飲めることを期待してるよ」

小町は萃香に情報提供に感謝を述べたうえでバーのカウンターで酒を一杯頼む。公務中ではあるが、そんなことお構いなしだ。
もちろん、これは決して許される行為ではない。それどころか見つかれば大問題になりかねない行為だ。
しかし、昔からこうして、公務中でありながらもマイペースに捜査を続け、地元の人の声に耳を傾けてきた。だからこそ、小町はバイスシティでそこそこ顔が利くのかもしれない。



Act.8/Act.10