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ロスサントス テンプル ロスサントス・カスタム
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にとり「あいにく2人を止めるような場所はないんだ」
Rick(Ri)「そんなことは重々承知さ。急に呼び出したんだからな」

ロスサントス、ダウンタウンからほど近いここ、テンプルにあるこのカスタマイズショップ、ロスサントス・カスタム。
巷ではLSCやロスカス、などの略称を付けられ、ロスサントスを中心とするチューナーからは非常に支持されているショップだ。
中でもメカニックであるにとりに対して自分の車をおまかせでチューニングさせるカスタマーも数多く存在し、いずれも満足度は実に100%に限りなく近い。

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Ashley(As)「最初からホテルを予約して正解だった。ダブルしか予約出来なかったけど寝床が無いよりはマシだろ?」
Ana(An)「ありがとう、それで十分だわ。リックと同じ部屋っていうのはちょっと嫌だけど贅沢は言えないもの」

生憎ロスサントス・カスタムには事務所や仮眠スペースなどもあるが今この場に居る4人全員が寝れるほどの仮眠スペースはない。
だからと言ってこのままアナの家やリックの家に戻るわけにもいかないので必然的に宿泊施設を利用する他ないだろう、とアシュレイがコネを使って既に近くのホテルの一室を予約しておいてくれたようだ。

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にとり「ねぇ、リック。あの女の人となんかあったの?」
Ri「話せば長くなる」
An「リック、行くわよ」
Ri「ああ、出よう。世話になったな……今後のこともあるしまた明日顔を見せる」

にとりはアナとリックの関係性に少々興味がある、というかアナが明らかにリックに対してツンツンしているのを見かねてリックにそのわけを尋ねる。
思い当たる節などあげれば数えきれないほどあるが、それを説明するにはかなりの時間を要するのは間違いない。今は取り立てて急いでいるわけでもないが、早速釘を指すように催促してくるアナにリックは尻に敷かれる形でついていくのだった。

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As「貸し2つってところかな。”ヤミ改造工場”のリストの車でも集めさせるのが賢いか?」
にとり「そうだね、”ヤミ改造工場”のリストを集めてきてもらうとしよう」

2人が去ったところでリックの”貸し”をどうしようか、と検討する2人。お互いに古くからの友人ではあるが”貸し””借り”にはしっかりしてきた方である。
というのもお互いでかなりやんちゃな性格故にトラブルを抱えることも多かった。学生時代はお互いでお互いの尻拭いをやっていた、なんてこともあった。今は過去の話だが。

As「”リスト”の方も頼めそうな連中を見つけてきた。と言っても別件の仕事に入っちまってるみたいだけどね」

と言ってアシュレイがにとりに見せた1つの資料。
どこで仕入れてきた情報なのかはわからないが、ロスサントスに太いパイプを持つアシュレイ。いろんな方面に手を回して調べてきたのだろう。

ロスサントス・カスタムで行われているのは何も車の改造、修理だけではないのだ。



ラスベンチュラス ガレージ
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Franklin(Fr)「へぇ、ここが新しいガレージか……」
魔理沙「ああ、予想以上にいいところだったぜ」

サンフィエロからはるばるラスベンチュラスへと車を移動させてきたインスティンクトの面々。
ラスベンチュラスのストリップ街から外れた倉庫街にあるこのガレージは立地もそこそこ悪くなく、車を移動のアシとしているインスティンクトの面々からすれば何も不自由はない。

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Fabiano(Fa)「設備も前より優れてる。ここなら、前よりも専門的なチューンが出来るだろう」
Edie(Ed)「悪くない場所だが、寝るところはどうなってるんだ?」
Fr「それなら問題ない。レスターが何か所かアパートを借りておいてくれてるらしい」

立地も満点、だがホームグラウンドとも言えるサンフィエロから遠く離れたこの地、仮眠スペースこそあるこのガレージだが、メンバー全員が寝れるほどのスペースはない。
だが、既に用意周到なレスター。メンバーの人数分ほどのアパートを抑えてあるという。もちろん、メンバー全員が車を持っているのでガレージや駐車場付きのだ。

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アリス「私はまず、この街の情報を集めてくることにするわ」
Fa「なら俺も付きあおう。今は他に頼れる奴もいないだろ?」

まずはラスベンチュラスの情報を集める必要がある。ショーンディの居ない今、情報をすぐに集めることが出来る人間はレスターとアリスくらいしか居ない。
アリスはまだしも、レスターは現在次なる強盗準備のための情報集めに時間を割いている。アリスにある程度情報を集めさせることは可能だが、最後はやはりこの目で確認することになる。

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Fr「久々に流して道を思い出さねえとな」

強盗の時に、一度、メンバー全員ラスベンチュラスに短い期間ではあるが滞在したことがある。とは言っても最後に来たのはおそらく1年半程前。
その頃とは多かれ少なかれ変わっていることは間違いないだろうし、加えて今後はこの街が拠点となる。今後の為にも再び道を頭に叩き込み、また情報を集めておきたいところなのだ。



リバティーシティ ストートンアイランド ベッドフォードポイント アルタービル
gta_sa 2016-06-13 00-30-40-113
エリー「初めまして、私はエリー。貴方たちの話は既に聞いているわよ」
Jason(Ja)「やっと来たか……エリー、彼女はショーンディだ」
Shaundi(Sh)「遅れちゃってごめんなさいね。初めまして、私はショーンディ。ちょっと呼び出しを受けていたものだから遅れちゃったわ」

ベッドフォードポイントにあるアルターのリバティーシティ支社。
そこの屋上庭園に呼び出された2人。とはいってもジェイソンは先に車でやってきたようだが、女性の方、つまりショーンディはタクシーで遅れてやってきた。

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エリー「さて、本題に入らせてもらうわよ。私は社長、つまり幽香の命であなたたちと協力するように言われいるの」
Sh「具体的には?」
エリー「私たちを攻撃してきた奴らの調査よ」

3人が揃ったところでエリーは本題を切り出す。と言っても特に大逸れた話ではなく、単にアルター社にも協力して欲しいというだけの頼みごとだ。
これまで幾度となくアルター社のサーバーに不正アクセスを試みた者がいる。
もっともアルター社が使用しているファイアーウォールの前では不正アクセスは防がれたようだが、ここまで継続されているのを見るに一歩間違えれば機密情報を盗まれかねない。
おまけにアルター社は米軍に供給する兵器の開発も執り行っている。そちらのデータは会社のサーバーに置かれていないとはいえ、会社のサーバーからデータの置かれているサーバーを突き止められてしまえば危険に晒すことになる。

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Sh「それならある程度絞り込めてるわ。IAAのエージェントの子が持ってきたアクセス記録を解析したのよ」

ショーンディは既にIAAエージェントの椛が持ってきたアクセスデータの解析を終えており、既にアルターを攻撃したであろう連中の居所を突き止めている。
わかりやすくジェイソン、そしてエリーに説明した後、データは椛にも渡す予定と言う旨を伝える。さて、ここからどうするかはエリー次第なのだが……。

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エリー「偵察をお願いしてもいい?」
Ja「偵察? それくらいならお安い御用だが」

エリーが下した決断は偵察。だが、支社長とい立場上自らが赴くわけにはいかない。というわけで偵察をジェイソンたちにまずは仕事として頼む。
もちろん、エリーもただで働いてもらおうなんて考えてはいない。もちろん働きに対して相応の対価を払うつもりなのだ。

”見えない脅威”を表舞台に引きずり出すまで、もうすぐそこにまで迫っている。



Act.15/Act.17