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リバティーシティ SSV コクランダム
gta_sa 2016-08-12 02-33-57-685
メンバー「無事運び出しが完了しました。向こうの組織にも協力を頼んでるので万が一トラブルが起きても安全かと思われます」
?「報告ありがとう。でも妙な投稿をブリッターで見かけたんだ。あのディレタンテに乗った小娘たちのことだ」

報告を受け取り、一先ずは安堵の溜息を吐くデッカーズのリーダー。しかしながらいくつか気に食わない点があるのも事実。

1つ目は彼がブリッターで見たという1つのブリート。”アルターのリバティー支社”の支社長だという女性の物だが、たまたま事故現場に居合わせたのだろう。
こちらが所有するブリッケードに突っ込むまだまだあどけなさの残る少女が運転するディレタンテが映し出されているものだ。画像に一切の加工は無し。ナンバープレートももちろん見えている。

gta_sa 2016-08-12 02-36-17-162
メンバー「あの小娘のことですか……追跡したことを考えれば十分にこちらにとっての敵である可能性は高いかと思います」

そしてもう1つ。一番リーダーである彼が案じているのがこれだ。あの小娘たちが実は”政府の犬”ではないかというもの。
勘違いならそれはそれで気の毒ではあるが、こちらにケンカを吹っかけてきたのは向こうの方だ。気の毒ではあるが、こちらの存在を悟られてしまう前に消す必要がある。
だが、あの事故もすべては計画されていた物であの後に追いかけてきたということも考慮すればやはり政府の犬、あるいはこちらを快く思わない存在の手先である可能性はますます濃くなる一方。

gta_sa 2016-08-12 02-36-09-028
?「どの道気に食わないな。爆弾でもし掛けて来てくれるか?」
メンバー「”いつも”のように仕掛けておきます。どうせすぐに住所は割り出せますから」

この際、その小娘が政府の犬だろうがそうではない、ただの小娘だろうが関係はない。こちらがどういう者なのか、それに気付いていようが気付いていまいがそれすらも関係ない。
ただこちらの車に激突し、理不尽にも逆ギレしてきた。それだけでデッカーズのリーダーの逆燐に触れたという事実だけだ。



リバティーシティ ストートンアイランド ベッドフォードポイント アルタービル
gta_sa 2016-08-12 02-40-31-961
エリー「予想はしてたけど想像以上のリブリートね」

昼下がりのリバティーシティ。天気が変わりやすい事でも有名な地域だが、ここ数日は珍しく晴れ続き。
洗濯物も乾きやすいし、湿度もそこまで高くないので既に夏間近ではあるが過ごしやすい気候である。
携帯端末の画面と睨めっこしながら止まらない通知欄に少しばかり嬉しさと共にうんざりしつつ、ブリッターを眺めるエリー。

gta_sa 2016-08-12 02-40-45-301
エリー「どうしてこうもカリン・ディレタンテで暴走運転する人が多いのかしら?」

エリーが昨日ブリートしたのは" #今日のディレタンテ " というハッシュタグで投稿したもので、
たまたまSSVに寄った際に目の前で起きたブリッケードトラックとディレタンテの接触事故を撮影し、投稿したものだ。

今日におけるアメリカではアメリカビッグ3である、ヴァピッド・シャイスター・ブルートよりも日本メーカー、カリンや
イギリスメーカーのスカーレットの車などなど多くの輸入車が道路を無秩序に制圧し、道路の無国籍化が進んでいる。

その中でも群を抜いて見かけるのがカリンが販売しているアメリカではコンパクトクラスのハイブリッドカー、ディレタンテ。
中古車としても新車としても非常に市場に出回っているのか街中で見かけない機会は全くない。最近では一部のバインウッドセレブでさえも愛用しているというのだから驚きだ。
やはり性能がよく、比較的安価で話題性の優れる車両の方がセレブ達にとっても受けるのだろう。新型はリッター40kmを超える、なんていう話もあるくらいなのだから。

gta_sa 2016-08-12 02-43-09-741
エリー「幽香さんからメール……なにかしら」

ブリッターをやっていて気が付かなかったが、どうやらいつの間にか幽香からメールが届いていたようだ。
幽香の方から偶に連絡を寄越す程度で頻繁にはやりとりしていない。
連絡をあまりとらないことは信用されていないのでは、と一時期は思っていたが考えて見れば彼女はどちらかと言えば信用している人に対してはあまり口出ししないタイプ。
その事を考えれば恐らく信用しているからこそ、こちらに頻繁に連絡を寄越すことはしないのだろう。事実これまではただの秘書だったのに、こうして支社長としての椅子に座ることになったのだから。

gta_sa 2016-08-12 02-43-22-729
エリー「サンアンドレアスに戻って、また秘書になってほしい……? どういうことなのかしら?」

エリーが受け取ったメールの内容は、今後サンアンドレアスに戻り、再び秘書の座につかないか、という内容の物。
このタイミングで何故、幽香が呼び戻す提案をしたのか、疑問は尽きないがおそらくデッカーズが徐々にサンアンドレアスにも布石を広げている事を考えてのことなのだろう。
明確には時期は示されていないが、近いうち、とのことなのでいずれまた連絡が来ることだろう。
また幽香と共に行動が出来る、と考えれば悪いとは思わない。
そもそも自分のようなおっちょこちょいがこんな椅子に座れているだけでもありがたいことなのだし。幽香なくしてここまで来ることはできなかっただろう。
欲がないわけではないが、地位に関してはあまり興味がない。この要求を受け入れることも視野に入れられる。だが……。

gta_sa 2016-08-12 02-43-46-059
エリー「本当にその時期? こっちでやり残したことだってある気がするし……」

まだハッキリした答えは出せずにいた。こっちの生活もあっちでの生活も、特に不自由があったとは思っていない。だが、本当に戻ることが正しいのか。
それにまだこちらで何かをやり残しているような気がする。少なくともまだ少しだけの猶予はある。時間はあまり長くはないが、咄嗟に答えを決めることは良い事とは言えない。
限られた時間の中で精いっぱい、答えを見つけるとしよう。



Act.24/Act.26