ベイサイド STAG前哨基地
サンフィエロ北部、ベイサイド。STAGの前哨基地が配備されているここは、STAGの前哨基地の中でも特に兵器が配備されている場所で知られる。
時刻はまだ正午を過ぎたばかり。STAGがまだ活発に活動しているような時間帯だが、そこの上空を飛ぶ一機のヘリコプター。
FH-1ハンター。米軍も使用する攻撃ヘリ。ロスサントスの前哨基地の襲撃の際にも用いられた一機だ。
使用者は勿論ルチャドールズ。彼らの目的も言わずともわかるだろう。
Tylor(Ty)「アタシが降下して戦車を奪って暴れる。簡単だろ?」
Daryl(Da)「前回の時の数倍激しくした感じだな」
既に時を同じくして、ホワイトロックファミリーもロスサントスの前哨基地に襲撃を仕掛けている事だろう。
彼らがどのような方法を取っているかはルチャドールズは知らないが、彼らの実力は確かなものだ。きっと上手くやっている事だろう。
Sasha(Sa)「くれぐれも気を付けてください、ボス」
Ty「心配いらないぜ」
流石に1度同じようなことをやっている為か、サーシャもボスのプランに反対することはなく、
そのままパラシュートで降下していくボスをナビゲートする。
とは言っても、今回も前回の時と同じく、パラシュートで降下、奇襲、そこにある武器を使うの非常に彼ららしく単純なプランなのだが。
ボスは降下し、着地するなり、前回と同じくK-8クルコフを手に持ってSTAGの頭を狙って撃ち抜いて行く。
と同時に、STAGが持っているレーザー式のライフルやショットガンを奪い取り、それも使っていく。
「クソッ、撃て撃て!」
STAG隊員は武器を奪われようがなんだろうが、この場を守ろうとボスに対して猛攻を仕掛ける。
しかし、ボスの前では彼らも所詮はただの雑魚に過ぎない。彼らは十分なスキルを身に着けている兵士なのは事実なのだが。
Ty「確かにこれは使いやすいな。オーバーヒートさえ気を付けたらリロードがいらないんだろ?」
Sa「ええ、詳しい原理はわからないですが、ゼン帝国の技術を使って製作したのは間違いなさそうですよ」
Ty「でも精度がイマイチだな」
実はこの武器を強奪し、利用したのはIAAが持ち帰ってきた資料の中にこれら武器の情報が記載された資料があったため。
使い方は元より、この武器の技術がどういったものなのかさえ、事細かく記載されており、この武器がどういった特性を持つのかも、既にシンジケートは把握済み。
Sa「増援が向かってきてるようです、戦車を使ってください、ボス!」
Da「俺が戦車まで援護する」
どうやらSTAGは万が一に備えて、すぐに増援が基地に到着できるよう、準備をしていたらしく、ボスが襲撃を開始してからわずか10分足らずで増援部隊がこちらに向かってきているらしい。
サーシャは増援部隊が向かってきている事を感知すると、それに備えるよう、戦車を使うようボスに提案する。
無論、こんな言い方をしているが、破壊神と言っても過言ではないボスの事だ、それを提案すればすぐに呑み込むのを想定してのことだ。
Ty「まったく、こんなものに金を掛けるくらいなら、もっと移民対策と貧困対策をしろって話なんだよな」
ボスはSTAGが制式に採用している戦車、TM-02ハンジャールに乗り込む。
ハンジャールは、アメリカがわざわざ国費を投入して開発した戦車で、その存在はSTAGが配備される寸前まで伏せられていた。
公表されていない機能も数多く存在するが、資料によると熱検知を免れるための擬態が可能らしく、戦場において絶大な機能を発揮するらしい。
もっとも、STAG仕様にはその機能は搭載されていないようだが……。
普通、この手の情報が洩れれば、重大な損失になるのだが、情報を保有しているのがIAAとIAAが統治しているシンジケートというのが救いだろうか。
使える物は何でも使う。それがボスの戦い方のスタンスだ。
必要ならば、金的攻撃もするし、自身が有利になる為ならば、なんだってする。大事なのは過程ではなく、結果、それがボスだ。
ハンジャールの砲身をSTAGのインサージェントや隊員に向けて、ボスは何の躊躇もなく砲撃する。
ドカーーン!!
数発の戦車砲を喰らって爆発四散するインサージェントに、その爆風で吹き飛ばされるSTAG隊員。
これこそが、ボスがもっともアドレナリンが発生して、もっとも高揚する瞬間だ。彼女が”破壊神”と呼ばれるのも無理ないだろう。
Ty「やっぱり戦車ってのは最高だな!!人類の英知だぜ!」
ボスは絶えずやってくる増援部隊を戦車で薙ぎ払いながら、同時に前哨基地内のありとあらゆる物資や、戦闘機を玉砕。
戦車の前では動物であろうと、人間であろうと、等しく無力。ボスはまさしく、その事実を見せつけている。
Sa「ボス、そろそろ引き上げてください、さらなる増援が来てます!囲まれたら危ないですよ!」
Ty「オーケー、サーシャ。このまま戦車を持ち変える」
Da「おい、正気か? 援護しきれないぞ?」
サーシャから引き上げるように言われてボスが出した答えはなんと今乗っている戦車を持ち帰る。
ボスらしい考え方だが、鈍足の極みのような戦車で逃げ切るのはそう容易い事ではない。しかし、それをやってのけてしまうのがボスでもある。
Ty「出発する、援護は任せたぞ、ダリル」
Da「勘弁してくれよ……」
ベイサイド前哨基地を戦車で出発し、目指すはサンフィエロのドハティの拠点であるサプリ製造工場。
ルチャドールズは数多くの兵器を保有しているが、まだ戦車は保有していない。つまり、持っていないから欲しい、というのがボスの考えなのだろう。
しかし、一部を除いてメンテナンスが必須な戦闘機は流石のルチャドールズも維持出来ておらず、格納庫で埃を被っている。
「あの戦車だ!狙え!!」
駆けつけてくるSTAG達。しかし戦車の前ではやはりインサージェントであっても無力に近い。
そう、地上を狩る”動物”としてもっとも優れているのが戦車。ましてや、ハンジャールは最新式だ。STAG達もそれを十分理解している。
とは言え、STAGも馬鹿ではない。増援部隊の中にはRPGを持っている兵士も見受けられ、それを戦車目がけて集中砲火。
しかし、戦車の耐久性自体が高いのもあるが、ボスの起点もあり、RPGのロケットを撃たれる前に戦車砲を彼ら目がけて発射。
吹き飛ばされるSTAG隊員や爆発するインサージェントを踏みつけ、吹き飛ばしながら、ボスはサンフィエロへと進行していく。
厳戒態勢が弱い、サンフィエロ市内では市民がロスサントスやラスベンチュラスよりも、元の生活に近い生活を送って居る。
そんな中でSTAGの戦車が街中を走り回っているのだから、市民にとっては恐怖でしかないだろう。
対向車線を走る車の中には、車を捨てて逃げ出す市民も見受けられる。
そんな彼らをあざ笑うかのように、ボスは無駄な殺傷こそしないものの、空中に向けて一発戦車砲を放つ。
Sa「ボス!あんまり問題を起こさないでください!」
Ty「逃げ惑う奴らが面白いからな」
Da「ボスらしいよ。STAGがこっちから確認できないんだが、サーシャ、どうなってるんだ?」
Sa「こっちでも確認できないですね……というより、サンフィエロのSTAGの大半はベイサイド基地所属の部隊のようですから、始末出来たって感じですね」
サンフィエロを蔓延るSTAGの殆どは、ベイサイドエリアに所属している部隊が殆ど。
そのベイサイド前哨基地を叩いた今、サンフィエロに駆けつけてくるSTAGはベイサイド基地以外の所属のSTAGということになる。
大きい基地であるビッグイア、ベイサイド、ロスサントスのうち、ビッグイアは既にIAAが管理下に。
そしてベイサイドおよびロスサントスはルチャドールズとホワイトロックファミリーが襲撃を同じタイミングで仕掛けた今、STAGはおそらく混乱状態。
残すラスベンチュラスの燃料基地は守りに入っていることを考えれば、STAGの壊滅も目前だろう。
ボスはそのまま戦車をドハティのサプリ製造工場まで運び込めば、戦車を表からは見えづらい位置に置く。
無論、万が一、空撮されても分からないようにカバーを掛けるよう、指示を出しておいて。
←Before Act.25「余波」
Next→ Act.27「STAGクラッシュ」
サンフィエロ北部、ベイサイド。STAGの前哨基地が配備されているここは、STAGの前哨基地の中でも特に兵器が配備されている場所で知られる。
時刻はまだ正午を過ぎたばかり。STAGがまだ活発に活動しているような時間帯だが、そこの上空を飛ぶ一機のヘリコプター。
FH-1ハンター。米軍も使用する攻撃ヘリ。ロスサントスの前哨基地の襲撃の際にも用いられた一機だ。
使用者は勿論ルチャドールズ。彼らの目的も言わずともわかるだろう。
Tylor(Ty)「アタシが降下して戦車を奪って暴れる。簡単だろ?」
Daryl(Da)「前回の時の数倍激しくした感じだな」
既に時を同じくして、ホワイトロックファミリーもロスサントスの前哨基地に襲撃を仕掛けている事だろう。
彼らがどのような方法を取っているかはルチャドールズは知らないが、彼らの実力は確かなものだ。きっと上手くやっている事だろう。
Sasha(Sa)「くれぐれも気を付けてください、ボス」
Ty「心配いらないぜ」
流石に1度同じようなことをやっている為か、サーシャもボスのプランに反対することはなく、
そのままパラシュートで降下していくボスをナビゲートする。
とは言っても、今回も前回の時と同じく、パラシュートで降下、奇襲、そこにある武器を使うの非常に彼ららしく単純なプランなのだが。
ボスは降下し、着地するなり、前回と同じくK-8クルコフを手に持ってSTAGの頭を狙って撃ち抜いて行く。
と同時に、STAGが持っているレーザー式のライフルやショットガンを奪い取り、それも使っていく。
「クソッ、撃て撃て!」
STAG隊員は武器を奪われようがなんだろうが、この場を守ろうとボスに対して猛攻を仕掛ける。
しかし、ボスの前では彼らも所詮はただの雑魚に過ぎない。彼らは十分なスキルを身に着けている兵士なのは事実なのだが。
Ty「確かにこれは使いやすいな。オーバーヒートさえ気を付けたらリロードがいらないんだろ?」
Sa「ええ、詳しい原理はわからないですが、ゼン帝国の技術を使って製作したのは間違いなさそうですよ」
Ty「でも精度がイマイチだな」
実はこの武器を強奪し、利用したのはIAAが持ち帰ってきた資料の中にこれら武器の情報が記載された資料があったため。
使い方は元より、この武器の技術がどういったものなのかさえ、事細かく記載されており、この武器がどういった特性を持つのかも、既にシンジケートは把握済み。
Sa「増援が向かってきてるようです、戦車を使ってください、ボス!」
Da「俺が戦車まで援護する」
どうやらSTAGは万が一に備えて、すぐに増援が基地に到着できるよう、準備をしていたらしく、ボスが襲撃を開始してからわずか10分足らずで増援部隊がこちらに向かってきているらしい。
サーシャは増援部隊が向かってきている事を感知すると、それに備えるよう、戦車を使うようボスに提案する。
無論、こんな言い方をしているが、破壊神と言っても過言ではないボスの事だ、それを提案すればすぐに呑み込むのを想定してのことだ。
Ty「まったく、こんなものに金を掛けるくらいなら、もっと移民対策と貧困対策をしろって話なんだよな」
ボスはSTAGが制式に採用している戦車、TM-02ハンジャールに乗り込む。
ハンジャールは、アメリカがわざわざ国費を投入して開発した戦車で、その存在はSTAGが配備される寸前まで伏せられていた。
公表されていない機能も数多く存在するが、資料によると熱検知を免れるための擬態が可能らしく、戦場において絶大な機能を発揮するらしい。
もっとも、STAG仕様にはその機能は搭載されていないようだが……。
普通、この手の情報が洩れれば、重大な損失になるのだが、情報を保有しているのがIAAとIAAが統治しているシンジケートというのが救いだろうか。
使える物は何でも使う。それがボスの戦い方のスタンスだ。
必要ならば、金的攻撃もするし、自身が有利になる為ならば、なんだってする。大事なのは過程ではなく、結果、それがボスだ。
ハンジャールの砲身をSTAGのインサージェントや隊員に向けて、ボスは何の躊躇もなく砲撃する。
ドカーーン!!
数発の戦車砲を喰らって爆発四散するインサージェントに、その爆風で吹き飛ばされるSTAG隊員。
これこそが、ボスがもっともアドレナリンが発生して、もっとも高揚する瞬間だ。彼女が”破壊神”と呼ばれるのも無理ないだろう。
Ty「やっぱり戦車ってのは最高だな!!人類の英知だぜ!」
ボスは絶えずやってくる増援部隊を戦車で薙ぎ払いながら、同時に前哨基地内のありとあらゆる物資や、戦闘機を玉砕。
戦車の前では動物であろうと、人間であろうと、等しく無力。ボスはまさしく、その事実を見せつけている。
Sa「ボス、そろそろ引き上げてください、さらなる増援が来てます!囲まれたら危ないですよ!」
Ty「オーケー、サーシャ。このまま戦車を持ち変える」
Da「おい、正気か? 援護しきれないぞ?」
サーシャから引き上げるように言われてボスが出した答えはなんと今乗っている戦車を持ち帰る。
ボスらしい考え方だが、鈍足の極みのような戦車で逃げ切るのはそう容易い事ではない。しかし、それをやってのけてしまうのがボスでもある。
Ty「出発する、援護は任せたぞ、ダリル」
Da「勘弁してくれよ……」
ベイサイド前哨基地を戦車で出発し、目指すはサンフィエロのドハティの拠点であるサプリ製造工場。
ルチャドールズは数多くの兵器を保有しているが、まだ戦車は保有していない。つまり、持っていないから欲しい、というのがボスの考えなのだろう。
しかし、一部を除いてメンテナンスが必須な戦闘機は流石のルチャドールズも維持出来ておらず、格納庫で埃を被っている。
「あの戦車だ!狙え!!」
駆けつけてくるSTAG達。しかし戦車の前ではやはりインサージェントであっても無力に近い。
そう、地上を狩る”動物”としてもっとも優れているのが戦車。ましてや、ハンジャールは最新式だ。STAG達もそれを十分理解している。
とは言え、STAGも馬鹿ではない。増援部隊の中にはRPGを持っている兵士も見受けられ、それを戦車目がけて集中砲火。
しかし、戦車の耐久性自体が高いのもあるが、ボスの起点もあり、RPGのロケットを撃たれる前に戦車砲を彼ら目がけて発射。
吹き飛ばされるSTAG隊員や爆発するインサージェントを踏みつけ、吹き飛ばしながら、ボスはサンフィエロへと進行していく。
厳戒態勢が弱い、サンフィエロ市内では市民がロスサントスやラスベンチュラスよりも、元の生活に近い生活を送って居る。
そんな中でSTAGの戦車が街中を走り回っているのだから、市民にとっては恐怖でしかないだろう。
対向車線を走る車の中には、車を捨てて逃げ出す市民も見受けられる。
そんな彼らをあざ笑うかのように、ボスは無駄な殺傷こそしないものの、空中に向けて一発戦車砲を放つ。
Sa「ボス!あんまり問題を起こさないでください!」
Ty「逃げ惑う奴らが面白いからな」
Da「ボスらしいよ。STAGがこっちから確認できないんだが、サーシャ、どうなってるんだ?」
Sa「こっちでも確認できないですね……というより、サンフィエロのSTAGの大半はベイサイド基地所属の部隊のようですから、始末出来たって感じですね」
サンフィエロを蔓延るSTAGの殆どは、ベイサイドエリアに所属している部隊が殆ど。
そのベイサイド前哨基地を叩いた今、サンフィエロに駆けつけてくるSTAGはベイサイド基地以外の所属のSTAGということになる。
大きい基地であるビッグイア、ベイサイド、ロスサントスのうち、ビッグイアは既にIAAが管理下に。
そしてベイサイドおよびロスサントスはルチャドールズとホワイトロックファミリーが襲撃を同じタイミングで仕掛けた今、STAGはおそらく混乱状態。
残すラスベンチュラスの燃料基地は守りに入っていることを考えれば、STAGの壊滅も目前だろう。
ボスはそのまま戦車をドハティのサプリ製造工場まで運び込めば、戦車を表からは見えづらい位置に置く。
無論、万が一、空撮されても分からないようにカバーを掛けるよう、指示を出しておいて。
←Before Act.25「余波」
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